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:【ルームツアー】 ミニマリストますみさんの部屋づくり|家族4人で心豊かに暮らす、物が少なくても居心地がいい空間
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物にしばられず、自分らしく軽やかに暮らしたい——そう思いつつも、「物を減らすと、なんだか部屋が殺風景になってしまいそう」と感じたことはありませんか?
今回お邪魔したのは、SNSで大人気のミニマリストますみさんのご自宅。家族4人で暮らすお部屋は、すっきりと整っているのに、木の温もりや大好きなアートが心地よく調和する温かな空間です。
ただ「物がない」だけではない、心まで豊かになる“ウォームミニマリスト”なお部屋づくりのヒントを教えていただきました。
お部屋を見せていただいたのは…
ますみさんが大切にしている
“ウォームミニマリスト”の考え方

目に入るものを厳選して、心地よい空間に

ますみさんのリビング・ダイニングには、ダイニングテーブルと椅子、本棚だけ。物は少ないですが、温かみのある、心地のいい空間です。
「古い家なので、雰囲気がなじみやすい木の家具で全体的にそろえています。トーンはバラバラでも素材を統一することで、すっきりとした見た目と温かさを両立できていると思います」

リビングで活躍する洗濯物干しも、木製。BIERTAの「クロスドライヤー」をセレクト
生活感を出さない工夫と
「家族が戻しやすい」ルールづくり
生活感の出る物が目につかないのも、すっきり暮らすコツ。
「コードやWi-Fiのルーターなどは、木製のカバーで隠しています。また、郵便物や子どもの学校のお便りなどは即日処分するかファイルにしまうかして、置きっ放しにはしません」

ネットで見つけた、コードやWi-Fiのルーター用の木製カバー

空間のノイズになりやすい、充電時のコード。床置きにすると掃除もしづらいので、コンセント近くに壁づけの棚をつけ、充電し、終わったらコードごと外せばすっきり!
家族が使うリビングがすっきり整う秘訣は、みんなが戻しやすい仕組みづくり。
「家族全員が機嫌よく過ごせること」は、「最小限で暮らすこと」と同じぐらい、大切。ミニマリストであるために、家族にあれこれ押しつけることがないように心がけています。それぞれの部屋は任せるとして、共用部分のリビングだけは「使った人がしまう」ことを家族でルール化しています。そのために、小さな物でも住所を決めることで、片づけのハードルを下げるようにしています。

大好きな道具と器を少しだけ。
動線を考え抜いた収納

広々とした、ますみさんのキッチン。だからといって物を増やさず、必要最小限の道具と器にしぼっているそう。動線を第一に、手に取りやすくしまいやすいところに収納しています。
失敗を経てたどり着いた
「器6枚」の豊かな暮らし
かつては「料理がうまい人=良き妻・母」という思い込みから、器や調理道具をたくさん抱え込んでいた時期もありました。ですが、肝心の料理への腰が重くなってしまい……。来客が多いので器の数は6枚でそろえていますが、ミニマリストを志してからは、どんなに素敵なものに出合っても、同じ用途の器や道具は複数持たないようにしています。

道具や器などで雑然とならず、すっきりとしているからこそ、壁面の山のアートやカウンター上のコーナーに置いた保存食の瓶や果物を入れた脚付きのコンポート皿が、カフェのような落ち着きのある空間に。
「キッチンに立つ時間は意外と長いので、安らげるスペースだとホッとします」

カウンター風に使っている棚は、アンティークショップで見つけた、古い着物用の衣装棚。引き出しを外して使っています。
上段は、来客時にさっと出せるようにコーヒーカップやコップ、お茶セット、中段には子ども用のお弁当箱や、お弁当づくりに使う調理道具、下段にはお菓子づくりの道具と食材を。

器は、キッチン台のシンク下にラックを入れて収納。種類は少なくても、小樽の窯元・不悉洞(ふしつどう)のものなど、好きな窯元や作家のものでそろえています。

大切に使っているお気に入りの道具たち。
(上から時計回りに)手になじむ貝印のスライサー、温かみのあるオリーブの木のペッパーミル、岩山陽平さんの塩壺、不悉洞の真っ白なカップ&ソーサー。奥にある、脚付きの木のコンポート皿は北欧、暮らしの道具店のもの。
必要最低限の物で集中力アップ。
“家族の温もり”を添えて

使わない物を徹底的に少なくし、物を把握してすぐ手に取れるようにした仕事部屋では、集中力をグッと高められます。あれこれ散らかるときもある、とますみさん。
「次男が幼稚園から帰宅するまでを仕事時間と決めて、30分前には片づけまで終了するようにしています」
お父様がつくってくれたデスクや母が初任給で買ったラグ、祖父が大切にしていた贅沢な生地のシーツをリメイクしたカーテンなど、家族の温かい気配のするものに包まれるようにコーディネート。お気に入りのアートが、部屋に表情を与えています。


大工であるお父様につくってもらった引き出し付きのデスク。ますみさんが選んだというヘリンボーンの天板と装飾のある脚で、アート性の高い、気分の上がるデスクに。引き出しの中身は厳選したものばかり。


収納棚には、仕事や確定申告などの書類など。紙で残した方がいいもの以外は、すぐ手放すようにしています。そのほか、日記帳、友人からの手紙なども。

仕事部屋には、ますみさんのクローゼットも。服は年間、たったの8着でおしゃれを楽しんでいます。厳選アイテムや着まわしコーデなどは下記の記事で!
ミニマリストの3ルール
Rule
1
ストーリーのある物を大切に
「余白7:インテリア3」の空間へ

余白があるほどすっきり感も増しますが、それだけではつまらない!
「『どう暮らしたいか』から逆算して、見るたびに『これが好きだな~』と心にしみ入るような物だけ最低限持ち、余白たっぷりの空間に並べると、自分にとってパワースポットのような空間になります」
Rule
2
アートや植物を飾って
「好き」で余白を満たす

仕事部屋に飾っている、小林龍一さんの作品
「美しくメッセージ性のあるアート作品と季節のお花は、心に潤いを与えてくれます。空間をすっきりさせていると言っても過言ではありません。アートの飾り方の参考にしているのは、数年前に訪れた青森県立美術館。温かみのある白い空間に、素晴らしいアート作品が展示され、余白たっぷりでも不思議と殺風景でない。温かみがあり、朗らかな印象を受ける小林龍一さんの絵画などを飾っています」


玄関脇(左)も階段部分(右)もアートで彩ります
Rule
3
自分にとっての「ちょうどいい量」を心がける

増えがちな本は、リビングにある本棚に収まるだけ。そのうち半分は、ご主人の仕事関係の本が並びます。この量でちょうどいい。
「一度読んで繰り返し読むことが確信できた本以外は手放します。買っても半年読まない本は一生読まないので、そちらも処分。本棚をあえてコンパクトにして、残せる数に限りがある状態も大切にしています」
ミニマリスト的「まず手放すべき物」リスト
すっきりとした部屋を目指すなら、まず見直すべき物とは?
ミニマリストますみさんがアドバイスしてくれました。
キッチンで手放すもの
賞味期限切れの食品、調味料
ただ溜まっている空き瓶・空き缶
この1年で一度も使わなかった食器
使わない保存容器・パーツ
焼かない・つくらない製菓グッズ
【Point】秋から年末にかけては、家で過ごす時間やキッチンに立つ機会が増える季節。今のうちにすっきり整えておくと、心穏やかに冬を迎えられます。
リビングで手放すもの
半年以上前に買った「積ん読」
取扱説明書 ※保証期間内の保証書付きのものを除く
“もらいものだから”が持つ理由のもの
かえってかさばる収納グッズ
幸せよりモヤモヤを感じる品々
【Point】思い出の品こそ、量より質の精鋭に。“今の暮らし”を軸に、答えを出しましょう。
ミニマリストを志して9割手放した時期は、「どれだけ持たないか」にこだわっていましたが、「手放し過ぎ」はかえって不便や不機嫌の元になると気づきました。それからは、空間の温かみや心地のよさを大切にする“ウォームミニマリスト”として、自宅のインテリアを築いてきました。
どのくらいが「ちょうどいい最小限」なのかは、人それぞれ。家でどんな時間を過ごしたいのか、じっくりと自分と向き合って選んでください。私のInstagramで毎月公開している「捨てるべきチェックリスト」も参考にしてみてくださいね。

全3回にわたりお届けした、ミニマリストますみさんの心地よい暮らしのヒント。最終回となる今回は、家族みんながほっと落ち着けるお部屋づくりをご紹介しました。
「自分にとってのちょうどいい」を見つけるきっかけに、ぜひ第1回(持ち物編)・第2回(クローゼット編)と併せて参考にしてみてくださいね。
ますみさんの持ち物&クローゼット編はこちら!
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photograph:Minimalist Masumi text:Kaori Akiyama
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何もない、無機質な空間ではなく、温かみや心地よさを取り入れながらの、最小限の暮らしを好む……そんな「ウォームミニマリスト」を自認しています。