LIFESTYLE

【梅雨前にしておきたいキッチン掃除8つのコツ】雑菌やカビがわく前にやっておくことリスト 【梅雨前にしておきたいキッチン掃除8つのコツ】雑菌やカビがわく前にやっておくことリスト

大掃除のベストシーズンである梅雨の時期。ナチュラルクリーニング講師の本橋ひろえさん、片づけアドバイザーの石阪京子さん、料理研究家でラク家事アドバイザーの島本美由紀さんの3名に、梅雨前のキッチン掃除の方法を教えていただきました。汚れが複合するキッチンは、 洗剤やツールをうまく使い分けてピカピカにしよう!

目次
【梅雨前にしておきたいキッチン掃除8つのコツ】雑菌やカビがわく前にやっておくことリスト
  1. 冷蔵庫の野菜室を新聞紙できれいに保つ
  2. レモン水で冷蔵庫内をさっぱり
  3. 換気扇のファンや枠を過炭酸ナトリウムに漬ける
  4. ガスレンジの五徳は、仕上げにオキシクリーン漬けを
  5. シンクのカゴの水垢にマンゴーカットスポンジ
  6. 排水口はしっかりめのキッチンペーパーで掃除する
  7. 電気ケトルは、クエン酸水を沸騰させてピカピカ
  8. シンクや食器には、 アルコールをスプレー
  9. 教えてくれた3名の家事のプロprofile

1.冷蔵庫の野菜室を新聞紙できれいに保つ

大掃除のベストシーズン梅雨前の掃除や洗濯
読み終わった新聞紙を広げるだけ

野菜くずや泥などの汚れが落ちやすい野菜室には、あらかじめ新聞紙を敷いています。「汚れが気になったら、 2〜3か月に一度替えるだけ。新聞紙は湿気とり効果も高いので、一石二鳥です」(島本美由紀さん)


2.レモン水で冷蔵庫内をさっぱり

レモンの切れ端は捨てずにとっておいて、掃除に使います

「料理にレモンを使ったときは、切れ端を捨てずに水に入れます。冷蔵庫の掃除のときに、雑巾を絞るのに使うと、さわやかな香りがして、清潔感がアップします」(島本美由紀さん)。レモンに含まれるリモネンには、汚れを落とす効果も。


3.換気扇のファンや枠を過炭酸ナトリウムに漬ける

熱いお湯には注意して行いましょう

換気扇やカバーなど大きいものは、排水口にビニール袋などでふたをして、シンクで漬けおきを。「使うのは、アルカリ度の高い過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)。給湯器の温度を60°Cまで上げシンクにお湯を張って、お湯の温度が冷めるまで漬けおきます。油汚れがつるっと落ちるんです」(本橋ひろえさん)


4.ガスレンジの五徳は、仕上げにオキシクリーン漬けを

※金属は変色する可能性がありますので、 ご自身の判断でご使用ください

ガスレンジの五徳は、油汚れと焦げが複合していて厄介。「アメリカ製のオキシクリーンの泡立ちの力を利用します。ボウルにオキシクリーンとお湯を入れて泡立たせましょう。あとはケースに60°Cのお湯を張って、五徳をオキシクリーンに漬けるだけです」(本橋ひろえさん)


5.シンクのカゴの水垢にマンゴーカットスポンジ

シンクに置く洗剤のカゴや、水切りカゴなどに使われるステンレスは水垢や汚れがつくけれど洗いにくい。「スポンジにマス目状の切れ込みを入れたマンゴースポンジを作ってこすると、すみずみまでピカピカになります」(島本美由紀さん)


6.排水口はしっかりめのキッチンペーパーで掃除する

畳んで、奥まで拭きとります

キッチンの排水口の奥にたまったぬめりは、夏場はにおいの原因に。「ゴム手袋をして、濡れても破れにくい厚手のキッチンペーパーを折って重ね、排水口の奥やまわりにたまった水もすべて拭きあげます。これでしばらくにおいの心配なしに」(石阪京子さん)


7.電気ケトルは、クエン酸水を沸騰させてピカピカ

アルカリには酸を使うのが鉄則!

電気ケトルの内側についた白い汚れは、水道水に含まれるカルシウムや塩素が固まったもので、こすってもほとんど落ちません。「クエン酸を大さじ1入れてから、水をたっぷり入れてわかします。冷めるまで待ってからよく洗えば、新品同様になります」(石阪京子さん)


8.シンクや食器には、 アルコールをスプレー

シンクや調理台、お弁当箱など、雑菌が気になるところはアルコールスプレーで清潔に。「消毒用エタノール90mLに対して、水110mLを加えると35%のアルコール水200mLになります。スプレーボトルはアルコールOKのものを選んで」(本橋ひろえさん)


教えてくれた3名の家事のプロprofile

ナチュラルクリーニング講師 本橋ひろえさん
ナチュラルクリーニング講師
本橋ひろえさん
大学で化学を学び化学メーカーに就職。結婚後家事を通して、洗剤に興味を持ち、掃除、洗濯、洗剤を科学的に解説するクリーニング講座を始める。著書に『ラクチンおそうじ虎の巻』(ディカバー・トゥエンティワン)。
片づけアドバイザー 石阪京子さん
片づけアドバイザー
石阪京子さん
「ニューズスタイル」主宰。夫と経営する不動産会社「ニューズホーム」を通して、新居が片づかないお客さんが多いことに気づき、どんな家でも片づけきれるメソッドを完成。著書に『夢をかなえる7割収納』(講談社)。
料理研究家、 ラク家事アドバイザーの島本美由紀さん
料理研究家、 ラク家事アドバイザー
島本美由紀さん
旅先で得たさまざまなアイデアを家事に活かし、手軽な料理を提案。食品保存や、家事全般の手軽さも追求する「ラク家事アドバイザー」。主な著書に『ひと目でわかる! 冷蔵庫で保存・作りおき事典』(講談社)など。

おすすめ記事

photograph:Jun Fujiwara text:Ema Tanaka illustration:Kayo Yamaguchi web edit:Riho Abe
リンネル2018年7月号より
※画像・イラスト・文章の無断転載はご遠慮ください

Related Article
おすすめ記事

リンネル最新号&付録

  • リンネル 最新号
  • リンネル 最新号
  • リンネル 最新号
  • リンネル 最新号
  • リンネル 最新号
  • リンネル 最新号

2024年6月号

この春、いちばん着たい服。

付録
KINOKUNIYA×OSAMU GOODS®
大きさがちょうどよい
マチ付きショッピングバッグ

特別価格:1,360円(税込) / 表紙:奈緒 /
2024年4月19日(金)発売

VIEW MORE