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:【素敵なおうち訪問】ブランディング・ディレクター福田春美さんの「好き」が詰まったセンスのいい部屋
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              「雑誌で見たままをマネしなくても、自分の『好き』を信じてそれを積み重ねると、自分らしい部屋ができるはず」と語る、ブランディング・ディレクター福田春美さん。クセや好きなことに素直になって自分らしさがあふれる空間で暮らす福田さんから、センスの磨き方についてのお話を伺いました。
【素敵なおうち訪問】ブランディング・ディレクター福田春美さんの「好き」が詰まったセンスのいい部屋
福田春美さん profile

福田春美さんの好きが詰まった部屋づくり
お茶道具や骨董が積み重なる素敵な空間
「捨てない主義だから、部屋は好きの歴史そのもの」

片付けることがもてはやされがちな時代にありながら、福田さんのお部屋はわが道をゆくスタイル。民藝品や雑貨、貴重なアートピース。和洋折衷、時代もさまざま。ものが多いのに、どこか落ち着く空間です。
「部屋をこういうふうにしたいとは一切思っていなくて。好きという気持ちを信じて“目心地”いいものを集めれば、自然と自分らしい部屋になる。パリの友人宅はお金をかけなくても、その人らしさにあふれて自由で。本は積みっぱなしでいいんだなとか、感じるものがありました」
父を看取るための久しぶりの帰省も、ひとつのターニングポイント。「香りで人を癒やせることを知り、ファッションからライフスタイルにシフトしました。父は器や民藝を愛した人。小さい頃は反発心からか民藝がむしろ嫌いだったのに、ふと父の棚を見上げたら好きな作家が同じで」。知らず知らず受け継いだものも、福田さんの「好き」を育てていたのです。
誰かのマネではなく、自信を持って自分の好きに正直に。「頭で考えず、直感でいいんです」。それでもきっとにじみ出てしまう自分の来た道が、その人が輝くセンスの種になるのかもしれません。
1.今のパワースポットは中国茶を楽しむ“福春庵”

今、中国茶の「茶沼にハマっている」という福田さん。業界の友人たちとの共通の趣味だそう。リビングの一角はお茶を入れる道具を集めて福春庵と命名。
「中国茶って自由なんです。だからこそ、あの人のしつらえはいいよねとか、センスのよさで競うところがあって、茶人のスタイルに刺激を受けています。かごと茶器はいくつあっても足りません(笑)。私たち器のために働いてるねって」。文字通り茶飲み友だちとレッスンに通いながら、「推しを追いかけるような」熱量で茶の世界を楽しんでいます。
2.最愛グッズをぎゅっと集めた棚

部屋に入ってすぐ、東急ハンズで買った板を積み上げた棚の上には、今ハマっている中国茶の道具や木彫り熊など最愛グッズがたくさん。棚の下部には日々つけるノート、上には大切な人からの手紙や原点となるピースが。
3.「書く」ことでイメージを視覚化

「ベージュの車に乗る、代官山でこんな家に住みたいなど、間取りまで幼少期から書いていましたが、叶っていて。今も仕事でイメージを言葉や絵にするのは欠かせません」。こんな机がほしいというウィッシュリストも。
4.ターニングポイントや原点など、大切なものを壁に

「香りのブランドを立ち上げたいと思って描いたもの」。ここに書き出したコンセプトを自ら売り込み、a dayが誕生。初心を忘れないための情熱の証し。
5.「丁寧に」を教えてくれる雑誌のコレクション

本棚には、古本屋さんで手に入れた『暮しの手帖』が何冊も。「ファッションからライフスタイルに移る時期、丁寧に暮らすことを教えてくれました」
福田春美さんの好きの履歴書
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photograph:Keiko Ichihara text:Miho Arima web edit:Riho Abe
リンネル2023年6月号より
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください
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