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【エッセイスト柳沢小実さんのタイ旅行記 第5話】 バンコクのカフェ文化とおすすめカフェ 【エッセイスト柳沢小実さんのタイ旅行記 第5話】バンコクのカフェ文化とおすすめカフェ

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連載 #柳沢小実さんのお散歩するようなゆるり旅

タイのコーヒーづくりの歴史

元々、タイ南部ではインスタントコーヒー用のコーヒー豆を栽培していて、タイ人は屋台でインスタントコーヒーや濃いローカルコーヒー(現在は"カフェーボラーン=伝統的・昔ながらのコーヒー"と呼ばれている)を飲んでいました。

コーヒー豆を作り始めたのは1970年代からですが、2000年代中頃までは高級ホテルでもまともなコーヒーが飲めないこともあったよう。スターバックスなどの欧米系コーヒーチェーンも上陸していたものの、お客さんは外国人で豆も国外産でした。その後、王室のプロジェクトなどで、タイ北部で上質で美味しいアラビカ種が作られるようになったそうです。

コーヒーのブームは、2007年頃に「DOI CHAANG COFFEE」や「アカアマコーヒー」など、豆の生産者やその周辺からコーヒー豆とカフェのブランドがいくつか生まれて、そこからチェンマイを起点にバンコクへもブームが広がり、以来ずっと右肩上がりです。

質の高いコーヒー豆とカフェが多いのは、国内に豆の産地があるためで、こだわりはじめたら豆から作れるのがやはり大きいのでしょう。また、タイ人は独立心が強くて起業で成功したい人が多く、お店を始めるハードルが低いこともあって、新しいビジネスが生まれやすいという背景もあります。

「a Coffee Roaster by li-bra-ry」 
コーヒーが美味しいと定評のあるコーヒーロースター。ワッフルがシグニチャーメニューで、奥に洋服や雑貨などのセレクトショップが併設されている。人気タイドラマ「セオリー・オブ・ラブ」のロケ地でもある。

「a Coffee Roaster by li-bra-ry」Instagram

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