LIFESTYLE
:【素敵なおうち訪問:マンションリノベ】 ゆるやかにつながるLDKは、団らんも集中もできる家族の憩いの場(miiさん宅前編)
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:素敵なおうちを訪ね、家づくりにおいてこだわったところやお気に入りのポイントなどをお聞きする連載「素敵なおうち訪問」。
今回訪れたのは、リノベーションしたマンションに家族4人で暮らすmiiさんの住まい。この前編では、家族の気配が有機的につながるこだわりのLDKを見せていただきました。
miiさんのおうちDATA

・間取り:2LDK 85㎡
・世帯人数:四人暮らし
PROFILE
miiさん(専業主婦)
賃貸に住んでいた頃から、自分たちの住みたい住まいの内装や雰囲気が決まっていたというmiiさん。契約更新のタイミングを見据えて、次の住まいを考えるなかで費用と場所のバランスのよさから選ばれたのがマンションリノベーションでした。リノベーションだからこそ実現できた家族に合わせた設備に、自由な発想から生まれた意匠。住みながら手を加え、暮らしの跡が残ることでより愛着の湧く住まいへ変わっていく様も必見です。
キッチンは、お店のような動線と対面を意識

お店のようなオープンキッチン
miiさんがリノベーションを進めるなかで、一番こだわりを持っていたのがキッチンスペース。
「予算の関係もあって、システムキッチンも少し考えましたが、やっぱり最初からあった造作の夢が捨てきれませんでした。住まいのなかでも少し広めにスペースをとってもらっています」
当初は明るい窓側に向けてキッチンを作る案もあったそうですが、ご主人の意見もあり、お子さんの様子が見えるリビング向きに。通路幅も広めで、お子さんも一緒に料理ができるスペースが確保されていました。
収納は全体的にオープンで見せる収納

「仕事で調理をしていたので当時のお店のように、扉なし、オープン収納のキッチンが理想でした。少ない動作で作業できるようにしています」
ワークトップ下も取り出しやすさを追求

ワークトップ下の収納は稼働棚
「食器棚は稼働式にしてもらい、住み始めた後でも暮らしに合わせて変えていけるようにしてもらっています」
引き出せる収納ラックを活用
収納の一部は予算も踏まえて、棚板はつけず収納ラックを活用するスペースにしたそう。
ラックが収まることを考えてスペースを確保しました。


「調味料はスライドラックを使って収納しました。2段で収納ができてスライド式なので、奥のものが取り出しやすくて便利です」
よく使うものは出しっぱなし

「ご飯炊き鍋と無水鍋も我が家では必需品です。使用頻度が高いため、いつもキッチンカウンター上の取り出しやすい場所に置いています」
引っ越してからコーヒータイムが習慣に

カリタのナイスカット
今回の住まいで周辺環境も変わったことで、新しく習慣になっていたのがコーヒータイム。
「近所においしい豆を取り扱うコーヒー屋さんがあったことをきっかけに、今の住まいでコーヒーを飲むようになりました。毎日使うものなので、道具も使いやすいものを揃えようと購入したのがカリタのグラインダーです。必要な量をすぐに挽くことができて、忙しい朝でも美味しいコーヒーが飲めるので重宝しています」
キッチン横のパントリーで作業台はいつもすっきり

ストック品はキッチン横に設置したパントリーに保管。パントリーのおかげで、作業スペースは調理に専念できるようになっていました。
丸いアーチのかかった入り口もかわいくて、おしゃれなカフェのよう。
家族の気配を感じながら過ごせるリビング、ダイニング
miiさんのキッチンに対して、ご主人がこだわりをもって作ったのがリビングスペース。
「家族が同じ空間でそれぞれ好きなことに集中しつつ、お互いを感じられる空間が欲しいという希望から、話し合いを重ねていったのがリビングです。横並びで作業できるよう長細いテーブルとその前に腰壁を作ってもらいました」

特徴的な壁で仕切られたリビング・ダイニング
「この特徴的な腰壁も夫の希望から生まれたものです。せっかく自分たちの好きにリノベーションができるなら、何か特徴があると楽しいよねとデザイナーさんに相談しながら作り進めていきました。完成するまではどんなものができあがるのか想像がつかなかったのですが、個性的すぎず、住まいになじんでいて私も好きな景色のひとつになっています」

デスクからもキッチンとダイニングがよく見える
「私がキッチンから子どもたちの様子を確認しつつ、子どもたちからはそこまで目線を気にせずにやりたいことに集中できるようになっています。完全に仕切ってしまうと、それはそれで落ち着くと思うのですが、まだ子どもが小さいうちは、どこにいても、それぞれの気配を感じられるのがいいなと思っています」
大人と子どもも、それぞれが集中できるデスク

大人はデスクワークに集中できるように。
「壁の高さが高い部分にはパソコンを置いて、私や夫がデスクワークをするのに使っています」

子どもたちは自由にのびのびと。
「子どもはここで学校の宿題をしたり、絵を描いたりと毎日のように使っています」
デスクから隔てられたダイニングはリラックス空間
「集中するためのワークスペースと隣合わせでのんびりできる場所も設けました。窓から光や風がたくさん通って、木々の緑も美しく心地よいです」

キッチンとワークスペースの間のリビングダイニング。

愛用している円卓は、Re:CENOのダイニングテーブル「RIVER」 。
「ダイニングテーブルは最初こそ長方形のものを使っていましたがしっくりこず、ラウンドテーブルが収まりよいのではと思って買い替えました。脚の形もちょっと内側に入っているものなので、大人が5〜6人座っても窮屈でなく使い勝手がよいですね」
DIYで好みの空間に変えていった洗面台

理想のイメージからリノベーションを行ったmiiさんの住まいですが、暮らしていくなかで自分たちでも手を加えたスペースがありました。
「洗面台のタイルもリノベーション時にやりたいことのひとつだったのですが、限られた打ち合わせ期間のなかで検討する時間が取れませんでした。結果、住んだ後に自分たちでチャレンジしようという話になり、引っ越してから1〜2年間ぐらいして取り組むことに。初心者でも扱いやすいタイルシートがあったので、それをアレンジして、ゴールデンウィークにこもってやりました」

白いタイルが綺麗に貼られています
「タイルを貼るまでは水ハネとかで、使うたび拭かないといけないのが手間だしストレスだったので、よい商品が見つかり、心を決めて取り組んでよかったと思っています」

洗面台にも暮らしの跡が少しずつ
「タイルを貼ったことで正面の水ハネは対応できるようになったのですが、濡れたタオルを子どもたちが置きっぱなしにすることがよくあって、表面に黒カビがでてしまっています。オイルを塗って上手くケアしようとはしているのですが、ここは入居前に何かコーティングを強めにしてもらった方がよかったですね」
住みたい暮らしのイメージを明確にして、リノベーションを進められていたmiiさん。実際に暮らしていくなかでよりよい空間になるよう、気になる点には手を加えながら過ごしている姿が印象的でした。
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photograph & text:Tsubottle
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