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特集女子旅おすすめスポット 暮らすように心地いいリンネル旅ガイド

【女子旅 石川県】 無為自然に過ごせる宿「SOKI KANAZAWA」を拠点に、金沢の海の幸と工芸を楽しみ尽くす 【女子旅 石川県】 無為自然に過ごせる宿「SOKI KANAZAWA」を拠点に、金沢の海の幸と工芸を楽しみ尽くす

特集女子旅おすすめスポット 暮らすように心地いいリンネル旅ガイド
仁田 ときこ
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金沢駅から徒歩15分。観光の拠点として最高の場所にオープンした「SOKI KANAZAWA」。まちの台所とされる近江町市場の目前にあり、地元の新鮮な魚介類を食べ歩くのも絶好のロケーションです。古くから北前船によって育まれた北陸の多彩な文化を、宿を拠点に感じながら、心と体を整える滞在をどうぞ。

金沢の玄関口にオープンした「SOKI KANAZAWA」

現代湯治で養生できる温泉宿「SOKI KANAZAWA」
photo by Daisuke Shima

熱海の温泉宿「SOKI ATAMI」に次ぐ2施設目として昨冬オープンしたばかりの「SOKI KANAZAWA」は、朝から晩まで賑わう近江町市場の目前。「素の器」を意味するSOKIは、飾らずにあるがままに過ごす旅を受け入れる器として旅人を迎えます。

金沢の海の幸と山の幸が木箱で美しく輝く

現代湯治で養生できる温泉宿「SOKI KANAZAWA」館内1階にあるレストラン「空潮/空汐」 photo by Shuhei Tonami
photo by Shuhei Tonami

館内1階にあるレストラン「空潮/空汐(そらしお)」は、金沢の青い空と海の景色に由来。地元でとれた新鮮な食材を小料理で楽しめます。朝は石川県産のお米を中心に季節の食材を用いたおかずを用意。

現代湯治で養生できる温泉宿「SOKI KANAZAWA」レストラン
滋味深く、ホッと一息つけるやさしい朝食は、一日の始まりにふさわしい時間に。夜は加賀の地酒も楽しめて、日常の延長にありながらも「ちょっとハレの日」を楽しめます。

加賀温泉「総湯」のカルチャーを大浴場で満喫しよう

加賀温泉「総湯」
加賀温泉「総湯」
北陸地方には「総湯」と呼ばれる共同浴場の文化が古くからあります。浴室にはカランやシャワーがなく、かけ湯で体を流し、湯船にゆっくり浸かっていました。当時は自宅に浴室を持つ家庭も少なく、地域の人の交流の場所が総湯にあったとされています。
加賀温泉「総湯」
SOKI KANAZAWAの大浴場は、そんな加賀温泉の古来からの総湯を表現。かけ湯をしつらえた大浴場で、四季の移り変わりを感じられる季節湯も楽しめます。
風呂上がりにはドリンクとして「酒蔵仕込み 純米 シルキー糀甘酒」が用意されています。こちらは金沢を代表する酒蔵「福光屋」の人気商品。粒感がなく、スッキリした味わいの甘酒は湯上がりの一杯に最適。

金沢の町を想わせるデザインがそこかしこに

エントランスから大浴場に続く藍色の壁は、加賀友禅で使われる「加賀五彩」をイメージしたもの。パキッと分かりやすい配色ではなく、朧げでみずみずしい色味に日本の優雅さを感じます。

通路の行き止まりには、留石のような丸みのある石が点々とお目見え。その愛らしいしつらえに、金沢の風流な町を歩いているような気分になります。

いい夢が見られるお守りのサシェを制作

photo by Shuhei Tonami

香り袋をつくる体験も実施。能登ヒバのダイスを袋につめて、端材や枝落としした木材を使用した芳香蒸留水を注ぐことで、持ち歩いてほんのり香りを楽しめる袋が完成。石川県にある日本の三名山の一つ“白山”の麓でアロマ蒸留所を構える『EarthRing』が監修。


旅のスタイルに合わせた12タイプの客室

「SOKI KANAZAWA」客室
photo by Daisuke Shima

「SOKI KANAZAWA」では34.8〜18㎡のさまざまなタイプの客室を用意。旅のスタイルや人数によって選ぶ楽しみがあります。

館内着はどこか作務衣をイメージさせるデザイン。体を締めつけず、リラックスして着用できます。
部屋には人数分のかごバッグがスタンバイ。館内の大浴場に向かうときは、ここにタオルや衣服を入れて散歩気分でどうぞ。
一部の部屋に用意されている『我谷盆』。栗の木の一枚板をくり貫き、木目の美しさを活かしてノミ一本で掘り目をつけていきます。それぞれの美しい柄に個性があり、お茶を淹れる時間もますます楽しい。

「SOKI KANAZAWA」

住所 :石川県金沢市袋町2-1
電話:076-210-0270
チェックイン15時 チェックアウト11時
アクセス:金沢駅より徒歩15分。または金沢駅バス6番乗り場より「武蔵ヶ辻・近江町市場前」で下車、徒歩1分
https://www.so-ki.jp/kanazawa

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PROFILE

仁田ときこ
古くから地方に伝わる風習や伝統文化、手仕事について執筆する編集ライター。最近は自分で撮影して旅のコラムを書くことも多い。葉山の海辺で家族4人で暮らす。
Instagram:@tokikonitta

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text:Tokiko Nitta
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ライター・編集者

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衣食住をテーマにさまざまな媒体で執筆するライター。趣味は普段の暮らしに薬膳を取り入れること。男児二人を育てる母。最近は自身のカメラで撮影した写真とともに旅コラムを寄稿する。
リンネル.jpでは、旅記事のほか、「yujiさん・仁田さんの福めぐり」連載を担当し、いま行くべきパワースポットを紹介!

連載 いま行くべき開運パワースポット yujiさん・仁田さんの福めぐり

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