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【防災】水・食料備蓄は「ローリングストック」がおすすめ! 【防災】水・食料備蓄は「ローリングストック」がおすすめ!

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もし災害が起きたとき。自宅避難時の食料は、いつも食べている常温保存の食品をメインにして。冷蔵庫の中のものを調理する知恵もきっともしものときに役立ちます。料理研究家で、食品ロス削減アドバイザー、防災士として活躍する島本美由紀さんに、食料備蓄について教えていただきました。おすすめの防災食やポリ袋調理のアレンジレシピなど、もしもに備えてぜひチェックを!

目次
【防災対策】水・食料備蓄は「ローリングストック」がおすすめ!
  1. 備えられ、食べられ、食品ロスを減らせる! ローリングストックのメリット
  2. 備えるべき7つの食品とおすすめアイテム
  3. 停電時に役立つ冷蔵庫テクニック
  4. ポリ袋調理でおいしく! 防災食アレンジレシピ
  5. 教えてくれた 島本美由紀さん profile

1.備えられ、食べられ、食品ロスを減らせる!
ローリングストックのメリット

ローリングストックとは、普段づかいの食料を使いながら買い足して、一定量をストックしておくこと。賞味期限切れで捨てるものを減らせ、非常時になれたものを食べられるのがメリットです。

災害が起こっても、倒壊の恐れのないマンションなどに住んでいる場合は、自宅避難が基本になります。その場合は、食料の配給などは受けられないので、自分で何とかしなければいけません。そのためにはやはり備蓄が必要です」と、島本さん。備蓄は、保存期間が長い「非常食」と、保存期間は短めだけれど普段から食べている「日常食」を合わせるのがおすすめです。

<日常食>
日常的に食べていて、災害時にも食べられるもの。6か月~2年と保存期間が短めなので、ローリングストックを実践しましょう。

<非常食>
非常時の備えとして用意し、主に災害時に食べられるもの。3~5年と保存期間が長めですが、半年に一度はチェックをしましょう。

「停電などが起こったら、まず、冷蔵庫の中のものを食べます。工夫すれば庫内の温度はしばらく保たれるので、ムダにしない工夫をしてください。次にストックの日常食を。非常食を食べるのは最後です」


2.備えるべき7つの食品と
おすすめアイテム

1.飲料水
2.主食
3.缶詰・瓶詰
4.レトルト・フリーズドライ
5.調味食
6.お菓子
7.冷凍食品
(家族人数 × 7日分が目安です)

レトルト食品やロングライフ紙パックの食品、お菓子などが備蓄に向いています。島本さんおすすめアイテムはこちら。

パンの缶詰やどんぶりものの缶
いろんなメーカーから缶の防災食が出ています。口に合う合わないがあるので、平時に食べておいて、気に入ったものをストック。
ロングライフ紙パック
缶詰よりさらに便利なのが、ロングライフ紙パック。ごみになった後もかさばらず、比較的軽いのが特徴です。トマトの水煮やコーンのほか、豆腐やパンナコッタ、ミネラルウォーターなども紙パッケージが販売されています。
普段食べ慣れた嗜好品
一口サイズのゼリーや小分けになったドライフルーツ、スティックタイプのインスタントコーヒーなど、普段食べ慣れている嗜好品。非常時にあると、ほっとするので、ストックを。

3.停電時に役立つ冷蔵庫テクニック

冷蔵庫内の食品も、冷凍食品を多く入れたり、氷を常備することで、停電時に備えられます。

<IDEA 1>
冷凍庫にはたくさん詰める

日ごろから、冷凍庫はスペースの7~9割を目安に食材を詰めておくこと。停電時に、食品自体が保冷の役割を果たしてくれます。

<IDEA 2>
ペットボトルで水を凍らせておく

ペットボトルの水を凍らせておくと、これも保冷剤代わりに。冷気は上から下に流れるので、停電のとき、冷蔵庫の上段に入れると◎。

<IDEA 3>
製氷皿の氷は満タンに

製氷機の氷がたくさんあると、氷をポリ袋に入れて保冷できます。溶けた後は飲み水になるので、ムダにはなりません。


4.ポリ袋調理でおいしく!
防災食アレンジレシピ

自宅避難のときに、必要最低限の水で調理ができるのが、ポリ袋クッキング。市販されている耐熱温度90℃以上の高密度ポリエチレンのポリ袋と、カセットコンロ、鍋があれば調理が可能。おかずはもちろん、ごはんをたくこともできます。火を中まで通すため、1袋に入れるのは米なら1人分、おかずなら1~2人分。袋の中の空気をしっかり抜いて、袋が破れないよう鍋の中に耐熱皿を置いて加熱するとうまくいきます。これも、平常時に練習しておくのが、いざというときのために大切です。

1)米0.5合に水120mL、野菜と豚肉に塩糀をなじませたもの、卵にとろけるチーズ、塩、胡椒をまぜたものをそれぞれポリ袋に入れる。

2)鍋の底に耐熱皿を置いて、カセットコンロでお湯を沸かす。鍋の中に右のポリ袋を入れてふたをし、15~20分ほど加熱する。

3)火が通っているかどうか確認し、出来上がった料理を、ひとつのお皿に盛り付けて完成。お皿にはラップを敷くか、ポリ袋を広げると汚れものが出ません。

切り干し大根サラダに!
ポリ袋に切り干し大根、ツナ缶をくわえて、ゆかりなどで味をつける。しばらくおいておくと、ツナ缶の油で切り干し大根がもどりサラダに。

教えてくれた
島本美由紀さん profile

料理研究家、食品ロス削減アドバイザー、防災士。雑誌、テレビなどで活躍。著書に『おうち備蓄と防災のアイデア帖』(パイ インターナショナル)

photograph:Mari Yoshioka text:Ema Tanaka web edit & text:Riho Abe
リンネル2021年10月号より
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