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【防災の食料備蓄】ローリングストックで備えておきたい食品。何が必要? おすすめのものリスト 【防災の食料備蓄】ローリングストックで備えておきたい食品。何が必要? おすすめのものリスト

連載 #防災

非常食は長期間にわたって保存が可能ですが、定期的に確認しなければ、災害が起きたときに賞味期限が切れていた……というおそれも。今注目されている「ローリングストック」は、普段の生活に備蓄を取り入れられるので、気軽に管理・防災対策ができるのがポイント。いつも食べている食料のストック・買い足しで、もしものときに備えましょう。

目次
【防災の食料備蓄】ローリングストックで備えておきたい食品。何が必要? おすすめのものリスト
  1. そもそも「ローリングストック」って?
  2. ローリングストックの3つのメリット
  3. ローリングストックのポイント
  4. ローリングストックにおすすめのアイテム
  5. ローリングストックの収納アイデア

そもそも「ローリングストック」って?

ローリングストックとは、普段づかいの食品を少し多めに買い置きしておき、賞味期限が近いものから消費して使った分だけ買い足すことで、常に一定量の食料を家にストックしておく備蓄方法。日々の生活の中で消費と購入を繰り返すことで備蓄品の鮮度を保つことができ、フードロスを防げるのが特徴。いざというときでも慣れた食生活を送ることができます。


ローリングストックの3つのメリット

メリット① 食品の量や賞味期限が自然に把握でき、管理が楽

防災バッグの中に備蓄した保存食。賞味期限が長いから……とそのままにしていて、うっかり期限が切れていたということはありませんか? ローリングストックの場合は、古いものから消費して減った分を買い足せばいいので、シンプルでわかりやすく管理可能。食料をムダにしにくくなります。

メリット② 災害時でも普段の食事に近い食品が食べられる

日頃からスーパーで買っている慣れ親しんだ食材をストックしておけるので、非常時でもいつもの食事に近いものが食べられるというのは安心できるポイント。非常食を食べ慣れていないお子さんや、お年寄りの方なども、災害時のストレスが軽減するかもしれません。

メリット③ お財布に優しく、手軽にできる

特別なものを用意するわけではないので、新たにお財布に負担がかかるわけではないというのも、物価高が気にかかる昨今においては重要なところ。今家にある食料を新たに買い足して、古いものから使い始めれば、すぐにストックを始めることができます。


ローリングストックのポイント

ポイント① ストックは14日分を目安に

地震が起きて、在宅避難を選択すると、物資の補給は当分受けられないと覚悟して。備蓄は余裕をもって14日分を目安に準備しましょう。食事は防災食ではなく、レトルトごはん、レトルトパスタソース、レトルトカレー、米、パスタなどのローリングストックがおすすめ。カセットコンロとボンベもマストです。
水は生活用水を含めて一人一日3リットルが基本です。

>>>【防災】避難所に行かず自宅で凌ぐ「在宅避難」に必要な7つのこと

ポイント② 非常食と並行して備蓄

備蓄は、保存期間が長い「非常食」と、保存期間は短めだけれど普段から食べている「日常食」を合わせるのがおすすめ。

保存期間が短いものは、日頃から手に取りやすい場所に収納して管理。「非常食」は防災用の備蓄として別の場所に保管しておくとわかりやすいです。

 

<日常食>
日常的に食べていて、災害時にも食べられるもの。6か月~2年と保存期間が短めなので、ローリングストックを実践しましょう。

<非常食>
非常時の備えとして用意し、主に災害時に食べられるもの。3~5年と保存期間が長めですが、半年に一度はチェックをしましょう。

さらに詳しくチェック!>>>【防災】水・食料備蓄は「ローリングストック」がおすすめ!

ポイント③ そのまま食べてもおいしい、食べ慣れたものを

ドライフルーツやサバ缶、フルーツ缶など普段から食べ慣れているものをストック。
「調理せずそのまま食べておいしいものを選び、ローリングストックしています」(シンプルライフ研究家・マキさん)

>>>マキさんに教わる! 暮らしになじむ防災グッズ選びと備蓄品アイデア

ペットがいる方は…

ペット防災 犬の避難場所
大切な家族であるペットを守ることができるのは、飼い主だけ。ペットの分もフードや水をローリングストックして、少なくとも1か月分備蓄しておくと安心です。食欲不振を考え、嗜好性の高いおやつやウエットフードも。

そのほか、必要な防災グッズや避難時の注意事項などは、こちらの記事から詳しくチェックを。

【ペットの防災】災害時に犬や猫を守る方法やグッズを知っておこう!


ローリングストックにおすすめのアイテム

備えるべき7つの食品

1.飲料水
2.主食
3.缶詰・瓶詰
4.レトルト・フリーズドライ
5.調味食
6.お菓子
7.冷凍食品
(家族人数 × 7日分が目安です)

レトルト食品やロングライフ紙パックの食品、お菓子などが備蓄に向いています。
料理研究家で、食品ロス削減アドバイザー、防災士として活躍する島本美由紀さんのおすすめアイテムはこちら。

さらに詳しくチェック!>>>【防災】水・食料備蓄は「ローリングストック」がおすすめ!

無印良品グッズで備える!

備蓄おやつ チョコようかん(5本)
(左から)1/3日分の野菜を使った かぼちゃスープ 200g(1人前)、1/3日分の野菜を使った トマトスープ 200g(1人前)各¥350

シンプルなデザインで普段から使いやすく、機能的なアイテムが多い「無印良品」グッズ。防災収納インストラクターでムジラーでもある松永りえさんに、ローリングストックにも便利なおすすめの無印の食品などをピックアップしていただきました。

さらに詳しくチェック!>>>【防災】 無印良品マニアおすすめの防災グッズ15選 & 「防災セット」の中身は?


ローリングストックの収納アイデア

ローリングストックは、あくまでも日頃から使用している食料を少し多めに用意し、非常時にも役立てるというもの。防災リュックに入れる非常食とは別に考えて、普段から手に取りやすい収納場所で管理することがポイントです。
暮らし上手な2名の収納アイデアをご紹介します。

キッチンワゴンで取り出しやすく

Little Home coyuki キッチン 収納

ブロガー&整理収納アドバイザーのcoyukiさんは、食器棚下のスペースにイケアのワゴンを使って収納。「頻繁に使うコーヒーグッズは、かがまず取り出せる一番上に。下段はローリングストックしている缶詰やミネラルウォーターです」

>>>ワンルームキッチンでもすっきり! 整理収納アドバイザーの動線のいい台所収納

ホワイトボードで賞味期限を把握

整理収納アドバイザーの七尾亜希子さん宅の防災備蓄は玄関から近いクローゼットに。
保存食や缶詰、水などはローリングストックで備蓄。ホワイトボードにそれぞれの賞味期限を書いておくと便利です。

>>>小さな工夫で名もなき家事を解決! 暮らし上手に教わる9つのアイデア


防災に関する記事はこちらもチェック!

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