体をポカポカに温める入浴法で、1日の冷えをお風呂でリセット 体をポカポカに温める入浴法で、1日の冷えをお風呂でリセット

寒くなるこの季節、体が冷えると肌荒れや生理痛、肩こりのほか、太りやすくなることも。自らも冷えを克服した温め美人の医師・石原新菜先生に、今回は体を温めてくれるお風呂時間のポイントについて伺いました。冷え解消にはシャワーではなく、３分でもいいので毎日湯船につかって、１日の冷えをリセット。自分に合ったつかり方で、さらに体がポカポカ温まります。

自分に合う入浴法を探してみましょう

湯船につかっていて、汗が出てきたら体が温まった合図。もっと汗をかきたい人は半身浴、すっきりしたい人は温冷浴と、自分のその日の体調と好みで選んでみて。

【３－３－３入浴法】

30分のランニングに当たるカロリーを消費して汗をかくので、短い時間でしっかり温まりたい人に。

STEP 1

42度以上の熱めのお湯に、肩まで３分つかります。

STEP 2

湯船から出たら３分間、体や頭を洗います。それを３回くり返します。

【半身浴】

心臓や肺を圧迫しないため、長時間つかれる半身浴。じわじわと汗をかくまで、ゆっくりつかりたい人に。

【温冷浴】

入浴で広がった毛細血管を冷たい水で引き締め、冷えにくくする入浴法。むくみにも効果があります。

STEP 1
お風呂につかる

42度以上の熱めのお湯に１分、肩までつかって体全体を温めます。

STEP2
冷水を浴びる

湯船から上がり、約20度の冷水を30秒浴びます。何度かくり返し、最後は冷水を浴びて終わり。

入浴後にはストレッチを

入浴前にはスクワットなどの筋肉運動、入浴後にストレッチで体を伸ばすと、血行がよくなり、老廃物や余分な水分の排泄にも効果が。

【薬湯でリラックス】

植物や塩を入れる薬湯。ミネラルやビタミンが血行を促進し、アロマで心身ともにリラックス。

【時間がないときは手浴&足浴】

足の裏や手には、内臓を活性化するツボがいっぱい。日中に冷えを感じたら、手浴や足浴をして。

手浴のやり方

洗面器に手首がつかる深さまで熱めのお湯を張り、両手を10分ほどつけます。次に冷水に手首がつかるまで10秒ほど手をつけ、それを数回くり返します。ぬるくなったら差し湯を。

足浴のやり方

くるぶしの上までつかるくらいの熱めのお湯をバケツに張ります。いすなどに座って10～15分両足をひたします。すりおろししょうがや塩を入れても。寝る前にすると、安眠効果も。

教えていただいたのは……石原新菜先生

温め美人の口コミFile
サウナで冷え性が改善
ライター、コラムニスト　岩田リョウコさん

サウナは女性の強い味方。サウナ、水風呂のあと、いすに座って休憩すると、心身ともに温まり、リラックスできます。「ラプアン カンクリ」のマイ・サウナシートを持っていくと、フィンランドにいるような気持ちに。

illustration：Miho Yamazaki　text：Mayumi Akagi　web edit：Masako Serizawa
※写真・文章の無断転載はご遠慮ください
リンネル2019年１月号より