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:【見るだけで涼しい!? 真冬の北海道サウナ旅】 ノーラのフィンランド旅気分 Vol.4
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フィンランドと日本をつなぐコネクターとして活動しているノーラ・シロラさんが、日本でフィンランド気分を体験できるようなスポットやライフスタイルを提案する連載。第4回は、この酷暑のなかでは、見るだけでひんやり涼しい気分になれる真冬の北海道のサウナ旅をレポートしてもらいました。
【見るだけで涼しい!? 真冬の北海道サウナ旅】 ノーラのフィンランド旅気分 Vol.4
フィンランド旅気分のアイデアを教えてくれたのは…ノーラ・シロラ(Noora Sirola)さん
フィンランドの冬のサウナといえば
Moi(モイ)!
毎日30度を超える暑い日々が続いていますが、今日は気分だけでも冷やして、皆さんを北海道の真冬のサウナ旅へ連れていきます!
皆さんは、「Avanto(アヴァント)」って聞いたことがありますか?
フィンランドには18万以上の湖があり、冬になるとそのすべてが凍ります。そんな凍った湖に穴を開け、サウナで体を温めた後、水温4度ぐらいの湖に浸かります。この穴のことをアヴァントと呼びます。怖く聞こえるかもしれませんが、体中に広まるかのようなアドレナリン、アヴァントから上がった後芯から湧いてくるポカポカ感、一回勇気を出して入ってみるとハマる可能性が高い!
まだ日本でそこまで馴染みのないフィンランドの冬の風物詩ですが、「北海道アヴァント」
で楽しめるのです!
北海道アヴァント
帯広空港に到着、1時間ほど車を走らせて、くったり湖に到着。
電気や薪ストーブサウナにサウナトラック、バレルサウナなど種類豊富なサウナが湖畔に常設され、真冬の自然の絶景を眺めながらサウナで温まることができます。

自然に違和感なく馴染むこのコンクリートサウナ。電気ストーブなのにとても湿度の高い、柔らかいロウリュでお気に入り。
十分熱くなったら湖までの階段を気を付けて降りて、心の準備をし深呼吸してゆっくり入るのは……
日本でここでしか楽しめない、フィンランドスタイルのアヴァント!

サウナ・自然・アヴァント。北海道なのかフィンランドなのかわからないほど。
アヴァントから上がって、湖の上でリラックスして外気浴。外気温が0度以下になっていても、不思議なほど体の中がポカポカしていて、全く寒く感じません。

コンクリートサウナの中から自然の絶景が楽しめます。
サウナのほかに、室内休憩スペースも設置されていて、隣にある湯宿くったり温泉レイク・インで宿泊も食事もできるので、一泊してゆっくり冬のサウナを満喫することもできます。
十勝にいながら、まるでフィンランドのよう
日本で初の試みであるこちらのアヴァントは、2022年に一般公開されました。
こちらの発起人はコロナ渦の少し前、フィンランドで初めてアヴァントと出合って、気候や自然をはじめフィンランドと十勝の共通点を感じたことをきっかけに、十勝サウナ協議会でアヴァント作りに挑戦したそう。安全性を確保するため、数年かけて試行錯誤しながら、アヴァントを作り上げてきました。
今年の2月に「フィンランドサウナフェス」が開催されて、私も応援に行かせていただきました。日本全国でフィンランド式サウナが広がっていますが、本格的なアヴァントを日本でも体験できて、感激でした。来年のフィンランドフェス開催も、密かに期待しております。

北海道アヴァントならではの醍醐味のひとつ、「アイスカルーセル」での外気浴。
今年のアヴァントは1月14日~3月12日の間体験ができるそう。もうすでに予約可能となっているので、ぜひ冬のサウナ旅の参考にしてみてください。
四季折々で変わるサウナ体験
くったり湖のサウナはアヴァントがよく知られていますが、冬だけ楽しめるわけではありません!
夏になると圧倒的にきれいな緑の世界が広がり、鏡のようになっている湖面に映る山と森の絶景に魅了されます。サウナに入って湖に飛び込んで、美味しい空気を吸い込んで……想像するだけでフィンランドのコテージサウナを思い出します。日本の暑い夏、心身を冷やしたくなったら夏の十勝サウナ旅もぜひおすすめ!

季節によって変わるくったり湖の絶景。秋の紅葉のくったり湖も、春の新緑のくったり湖も、きっととってもきれいでしょう……。(画像提供:十勝サウナ協議会)
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画像提供:十勝サウナ協議会 text::Noora Sirola
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