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ハナレグミさん「ひらめきに迷わず手を伸ばしたい」/アルバム『GOOD DAY』インタビュー ハナレグミさん「ひらめきに迷わず手を伸ばしたい」/アルバム『GOOD DAY』インタビュー

ハナレグミ アルバム『GOOD DAY』インタビュー

活動開始から20年以上、暮らしに潜む美しい瞬間をていねいに切り取ったようなサウンドで、多くの人々を魅了している、ハナレグミこと永積 崇さん。3年ぶりとなるオリジナル・アルバム『GOOD DAY』では、iriさんを筆頭に多彩なミュージシャンを迎え、新たな魅力を響かせながらも、豊かな暮らしを過ごせそうな楽曲ばかりが揃いました。まもなくスタートする全国ツアーも楽しみになってくる仕上がりです。

目次
  1. 魅力的な詩やメロディーを、自分の感覚でどう表現できるのかに挑みたい
  2. 料理のレパートリーはおもに3つです(笑)
  3. アルバム『GOOD DAY』
  4. PROFILE

魅力的な詩やメロディーを、自分の感覚でどう表現できるのかに挑みたい

━━前作のリリースから3年。永積さんにとってはどんな時間でしたか?

新型コロナの状況が刻一刻と変わっていくなかで、試行錯誤しながら音楽活動をしていたと思います。でも、ネガティブなことばかりでもなくて、そこから始まったこととか、面白い経験も多かったなと思います。

━━この1、2年でライブ活動なども元通りになってきたのかなと思いますが、自粛期間を経験したことによって、向き合い方に変化がありました?

そうですね、改めて、音楽ができることのありがたみっていうか。自分がこうやりたいと思えることをね、制限なくやれることのありがたさっていうのは、すごく痛感しましたね。

━━そうすると、今回のアルバム『GOOD DAY』は、前作とは異なるモチベーションで制作されたのですか?

コロナ禍の最中に出会った人に、参加していただいたという意味では、確かにあるのかもしれませんね。いろんな人と音楽を作りたいなっていう欲求は元々あったのですが、改めて自分の頭の中に浮かんでることを形にしたいっていうだけじゃなく、いろんな発想の人とディスカッションというかセッションしながら、想像もしなかったようなところに楽曲が進化し、深まっていく時間がやっぱり好きで。それを今回は思いっきりやれたかなっていう感じはしますね。

━━自分の居心地の良い場所からあえて離れてみたい、という感覚なのですかね?

ここ数年の経験で、今こうやって音楽できてることって、本当に幸せなことなんだなって強く思ったので。自分のひらめきとか、衝動的なものに、迷わず手を伸ばしていっていいなって、思うようになれましたね。

【ハナレグミ アルバム『GOOD DAY』】魅力的な詩やメロディーを、自分の感覚でどう表現できるのかに挑みたい

━━今回のアルバムには、iriさん、高桑圭(Curly Giraffe)さん、マヒトゥ・ザ・ピーポー(GEZAN)さんなど、個性豊かなミュージシャンの方々が参加されていますね。

アルバムに向けてこういう人たちとやってみようっていうようなことじゃなく、 本当、過ごしてくなかで出会って、魅力的だなって感じた方に、曲を作ってもらえないかという話をしている過程で、アルバムが完成したという感じですね。

━━全曲のソングライティングに関わることにこだわっていないということなのでしょうか?

そうですね。ソロのミュージシャンの強みっていうか、豊かな部分って、どんな人とも演奏ができるし、どんな発想も形にできる自由さがあるなと思っていて。自分で作詞作曲することだけにこだわるっていうよりも、 歌うことの比重が結構大きいです。魅力的な詩やメロディーを、自分の感覚でどう表現できるのかに挑んでみたいっていうのが、やっぱりあって。それらをつなげる役割として、自分の作った楽曲を収録して、アルバム全体を楽しんでいただけたらという気持ちが強いですね。

次のページ料理のレパートリーはおもに3つです(笑)

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