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新垣結衣さん「“もっと楽しもう”と現場で思えるように」/映画『違国日記』インタビュー 新垣結衣さん「“もっと楽しもう”と現場で思えるように」/映画『違国日記』インタビュー

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年齢も性格も異なる他者との関わりを丁寧に見つめた映画『違国日記』。ヤマシタトモコさんによる原作コミックのファンでもあるという、新垣結衣さんが本作への思いを語ってくれました。

目次
新垣結衣さん「“もっと楽しもう”と現場で思えるように」/映画『違国日記』インタビュー
  1. 『違国日記』ならではの言葉選びに惹かれました
  2. わかり合えなくても、同じ時間を過ごすことはできる
  3. 振り返ったときに「いい時間だった」と思えるように
  4. #新垣さんに最近のこと、聞きました! Q&A
  5. 映画『違国日記』
  6. Profile

『違国日記』ならではの言葉選びに惹かれました

他者と完全にわかり合うことはできないけれど、お互いを認めて、歩み寄ることはできる——。
小説家の槙生と、その姪で高校生の朝。朝の両親が亡くなったことで始まったふたりの暮らしと、家族とも友人とも異なるかけがえのない関係性を描いた、映画『違国日記』。槙生を演じた新垣結衣さんは、出演が決まる前からヤマシタトモコさんの原作コミックを読んでいたそう。

「原作の好きなところは本当にたくさんあって、すべて言葉にするのは難しいのですが……。なかでも魅力を感じているのは、『違国日記』ならではの言葉選び。槙生が小説家というのもあるのか、選ぶ言葉にすごく“らしさ”があるなと思います」

とりわけ新垣さんにとって印象的だったのが、「私の姉への怒りや息苦しさをあなたは決して理解できない。私が、あなたの焦りや寂しさを理解できないのと同じように。あなたと私は、別の人間だから」という槙生の言葉。

「それを言われた朝ちゃんはショックを受けたかもしれないけど、決してネガティブな言葉ではないと思うんですよね。人と関わるうえではすごく大事なことだと思うし、今後も自分の心に留めておきたい言葉だと思っています」

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