もうすぐ夏本番。「暑さでバテた」「食欲がわかない」などの声も多く聞こえる時季。疲れた体をしっかり整える、おすすめレシピを料理家の真藤舞衣子さんに伺いました。今回は暑い日もさらっと食べられる。おくらと押し麦のチキンスープのレシピです。
必要な食材を工夫してしっかり食べて元気に
「毎日食べるうえで大切なのは、お通じを促し、不要なものを溜め込まないこと。暑さで疲れがちな夏は、特に心掛けるべき」と料理家の真藤舞衣子さん。
「野菜に加え、良質のタンパク質が必要です。鶏肉は冷えや貧血、ビタミンBが豊富な豚肉は代謝アップに効果的。植物性タンパク質がとれる豆類もいいですね。塩麹などの発酵食品や食物繊維を多く含む食材も助けになります」
また、食べたくなる工夫も大事。
「彩りのよさや食感のメリハリ、夏らしいフレッシュな味わいや香り、香味野菜やスパイスなどによる風味づけなど、ちょっとしたことでしっかり食べられますよ」
今回紹介するレシピも、おいしさを五感に訴えるものばかり。ぜひ、お試しを。
おくらと押し麦のチキンスープのレシピ
体にすーっとなじんで、夏の乾きや冷えを癒やす、栄養たっぷりのスープ。奥行きのある、滋味深い味わいが楽しめます。また、コクのある鶏スープに押し麦を加えてヘルシーにボリュームアップ。手羽中を皮目から焼いておくと、皮がしまって食べやすくなります。
●材料(2人分)
手羽中…10本
おくら…2本
押し麦…大さじ2
玉ねぎ…1/4個
水…500mL
塩麹…大さじ1と1/2
オリーブオイル…大さじ1
塩、粗びき黒こしょう…各適量
●作り方
1.おくらは板ずりをし、7mm幅に切る。押し麦は洗って水けを切る。玉ねぎはみじん切りにする。
2.鍋にオリーブオイルを熱し、手羽中を皮目から焼き色がつくまで焼く。
3.②に水、押し麦、玉ねぎ、塩麹を入れてふたをし、中火で15分ほど煮る。おくらを加えて火が通ったら器に注ぎ、塩、黒こしょうで味を調える。
このレシピを教えてくれたのは
cooking:Maiko Shindo photograph:Kenji Mimura styling:Kyoko Komai text:Kaori Akiyama web edit & text: Liniere.jp
リンネル2018年9月号より
※ 画像・文章の無断転載はご遠慮ください
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