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【3つのHSPタイプと適職診断】自分の特性と繊細さを生かす職業と働き方は? 【3つのHSPタイプと適職診断】自分の特性と繊細さを生かす職業と働き方は?

あなたはどのタイプ? HSPの強み3タイプ

一口にHSPといっても、敏感さが強みとして発揮される方向はいろいろ。皆川先生が多くのHSPと接した経験から、大きく3つの特性に分類し、その強みを探りました。

HSPタイプ1:
洞察系HSP

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□ 幼いころから死んだらどうなる?など、哲学者のようなことを言っていた
□ 物事の背景やどうしてそうなったのかがよく見えて、指摘したくなる
□ うわべだけの話や浅い話が苦手で、そういう席では疲れてしまう
□ 先の予測、リスク察知が得意だが、「心配性」などと言われて傷つく
□ 考えることが好きで、ひとりで考える時間がないとイライラする

洞察系HSPの強みとは?
多角的な情報処理をすることや、試行錯誤して最善の方法を導きだすこと。合理的、効率的に物事を考えるので、仕事の仕組み作りにも向いています。「考えないでやって」という仕事や、数打ちゃ当たる方式の営業には向きません。

こんな職業に向いています!
情報システムの設計や機械の組み立てなどは向いていますが、複雑な情報を頭のなかで組み合わせる仕事なら職種は問いません。チームが動きやすくする方法も考えるので、マネージメントで成果を上げる場合も。


HSPタイプ2:
共感系HSP

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□ 人の気持ちが手に取るようにわかる
□ 居心地が悪い思いをしている人がいればすぐに気づく
□ 本音を見分ける力があり、「人の気持ちが入ってくる」感覚がある
□ 強い口調や大声の叱咤を聞くと、ぐったりしてしまう
□ 自分の感情を抑えすぎてストレスをためることがある

共感系HSPの強みとは?
人から相談されたり、気持ちを打ち明けられることが多い人。人の気持ちを察せられるので、気難しい人に自分だけ好かれることもあります。共感力の強さをどの場面で生かすかで、強みに変わります。

こんな職業に向いています!
保育士やカウンセラー、セラピストなど。会社の中なら人事、チームの中では人の感情を察することができるので調整役に向いています。福祉や看護など、人の役に立つ仕事なら、やりがいを感じられるでしょう。


HSPタイプ3:
感覚系HSP

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□ 嗅覚、味覚、視覚、聴覚、触覚などが鋭く、かすかなものを察知する
□ 小さな音や突然の音、光などを鋭く感じてしまう
□ 天候や気圧などに体調が左右される
□ 子どものころからスピリチュアルな能力があった
□ インスピレーションがわいてくるので、創作するのが好き

感覚系HSPの強みとは?
感覚が鋭く、内的な世界が豊かなので、創作活動に取り組めば成果を上げられます。五感が鋭く他人には見分けられないものを見分け、香りの違いに気づくので、なにかを識別する仕事にも向いています。

こんな職業に向いています!
整体師やエステティシャンなど、相手の体に触れて不調を察知する仕事。また五感の鋭敏さを生かせるアーティストやクリエーター。調香師やアロマセラピスト、オーガニックな食材を取り扱うシェフにも向いています。

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text:Ema Tanaka illustlation:Hitomi Hasegawa web edit:Riho Abe
リンネル2023年9月号より
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