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:【今日の一養生 7月10日】イライラについての続編。副腎を大切に笑って過ごそう:漢方養生で毎日上々!
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少しずつ積み重ねていくことで、体も心も健やかになれるだけでなく自分を好きになれるのが漢方養生。
漢方養生とは春夏秋冬、朝昼晩、自然に沿った暮らしをすること。
山梨県で鍼灸院を営む夫婦のユニット、moxies(モクシーズ)さんに教えてもらいました。
毎日更新しますので、琴線に触れるものがあれば実践をしてみてくださいね。
7月10日
イライラについての続編。副腎を大切に笑って過ごそう
みなさんは、副腎という臓器について耳にしたことがありますか?
副腎は腎臓の上にある小さな臓器で、約5g。
三角形のスコーンや小さなおまんじゅうのような形をしています。
昨日、一作日と、東洋医学の肝とストレスの関係についてお伝えしましたが、現代医学では、この小さな臓器、副腎がストレスに対処するとても大切な場所になります。
肝なのに副腎!?と、混乱しないでくださいね。
東洋医学は太古、2000年以上前につくられています。そのため、現代とは言葉の使い方が異なっている場合があります。
例えば日本の古典の中の「みどり」色が、緑だけでなく青も含むように、東洋医学での“肝”は、肝臓と副腎の機能を含んでいるのです。
近年、副腎疲労という概念が知られるようになってきました。
ストレスに対抗するために働き続けた副腎が、気がつくと働きっぱなしになっていたり、必要なときに働けなくなっている状態を指します。
ストレスがあると、それに闘うためにコルチゾールというホルモンが副腎から分泌されます。
すると血糖値や血圧が上がり、免疫が抑制され、体は闘いのモードに入ります。
これが長期にわたると、血の巡りが悪くなったり、抑制状態になった免疫により、さまざまな病気になりやすくなるとされています。
働きすぎた副腎を休めるには、笑うのがおすすめです。
笑うことで、コルチゾール濃度が基準値まで下がり、免疫細胞が活性化することが明らかになっています。
頑張っているときほど、 誰かとおしゃべりしたり、お笑い番組を観たり、大声を出して思いきり笑えそうなことを探して実践してみてくださいね。
今日もよい一日をおすごしください。

PROFILE
moxies(モクシーズ)/2014年結成の鍼灸師のユニット。山梨県と長野県にある鍼灸院での治療を主軸にお灸のセルフケアワークショップや勉強会などを不定期に開催。手軽にセルフケアをできるお灸アイテムの開発や漢方薬局とコラボした漢方茶の制作、古材を使用したよもぎ蒸しスツールの開発など、精力的に活動している。
illustration:moxies edit:Nao Yoshida
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