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使い勝手と心地よさを叶えるリノベーション 坂下真希子さんの住まい  使い勝手と心地よさを叶えるリノベーション 坂下真希子さんの住まい 

アフタヌーンティー ティールーム 坂下真希子 住まい 暮らし 
連載 #素敵なおうち訪問

「私らしさ」を探して、家や環境、インテリアを変えたら、もっと毎日が豊かに、心地よくなった――。暮らし方や考え方も変わったという方たちの住まいを訪ねました。今回は建築家が手がけたヴィンテージマンションに暮らすアフタヌーンティー・ティールーム 物販開発・坂下真希子さんにお話を伺いました。

目次
使い勝手と心地よさを叶えるリノベーション 坂下真希子さんの住まい 
  1. 使い勝手のいいヴィンテージマンションと、週末を過ごす山の家の2拠点で生活
  2. HOUSE DATA
  3. 白で統一した気持ちのよいリビング
  4. コンパクトで使い勝手のいい考え抜かれたキッチン
  5. 週末に過ごす山の家

使い勝手のいいヴィンテージマンションと
週末を過ごす山の家の2拠点で生活

有名建築家がデザインを手がけたヴィンテージマンションで夫と息子さん、娘さんと4人で暮らす坂下さん。「購入してリノベーションをお願いした建築家の方が、偶然同じマンションに住んでいたんです。だからこそわかる具体的なアドバイスをしてくれたので、使い勝手のいい家になりました」

たとえばキッチン。作業台の幅は広く、システムキッチンと作業台の間は振り向いたら手の届く距離に。あえて狭くしたことでムダな動きが少なく、使いやすいそう。「リビングと玄関の間のオーダーメイドの棚は両面仕様。玄関側は靴や傘、子どものおもちゃなど、リビング側はテレビと本を置いています。自分たちの持ち物のサイズや量に合わせた設計なので、これ以上増やさないよう目安にもなりますね。玄関が遮光されないよう、天井から少し下げて作っているので、玄関も明るくなりました」

夫婦二人だった頃に決めた内装ですが、お子さん二人が増えてもスタイルは変えたくなかったそう。「家が狭いので、みんなでリビングで過ごしていますが、特に子どもたち用にレイアウトは変えずにキープしています」
 
数年前からは山梨県にも家を購入し、週末は山で過ごすように。「普段はなかなか家族そろってごはんを食べられないのですが、週末はゆっくり気分転換できます。庭の焚き火台でバーベキューをしたり、家族で遊ぶ時間が増えました」


HOUSE DATA

神奈川県/分譲マンション
築年数49年
60㎡/4人暮らし
(※データや記事の内容は取材時のものです)


白で統一した
気持ちのよいリビング

リビングの壁には板を塗り、濃淡になるよう白くペイントして、表情を出しています。
もともとは観音開きの収納を壁と同じ白のブラインドにすることで、リビングが広くすっきり見えるように。

コンパクトで使い勝手のいい
考え抜かれたキッチン

シンク前には、海外の蚤の市で買った計量カップやピッチャーにキッチンツールを入れて。IKEAのオープンシェルフにはかごや製菓道具も。

作業台の下には、ご主人作の棚を入れて食器棚に。「器は手に取りやすいように収納。フードプロセッサーなどの調理器具はしまうと使わないので、見えるようにしています」

以前ご近所に住んでいた友人、日高伸治さん、直子さん夫妻は、岡山県に移住し人気陶芸家に。鍋に合う器をリクエストして作ってもらった伸治さんの白い小鉢と、直子さんが絵付けをした豆皿、どちらもお気に入り。
身長の高い坂下さんが選んだ「パナソニック」のシステムキッチンは、脚付きでコンロ下はオープン収納。作業スースも少し高めに。下の段には鍋や重箱、ざるなど、上の段にはバットやカトラリー類を入れています。「下があいているので掃除がしやすいです」

週末に過ごす山の家

よくキャンプに出かけていたという山梨県にある山の家。毎週末は家族そろって過ごし、2拠点生活を楽しんでいます。

ベッドルームには、ご主人が作った子ども用のデスクも。
ひとり暮らしくらいの広さの家ですが、ウッドデッキを作ったおかげで狭さも気にならないそう。

庭の畑でご主人が育てた珍しい野菜も並ぶ、豊かな食卓。

コンパクトなキッチンには、IKEAの作業台を入れて。マンションから持っていった椅子も活躍。

新たに購入したのは、リビングに置いたハンス・ウェグナーのデイベッドとローテーブルのみ。


アフタヌーンティー・ティールーム 物販開発
坂下真希子さんPROFILE

ウェブサイト「外の音、内の香」で連載。著書に『パンによく合うかんたんサラダ弁当』 (立東舎) 。インスタグラム @donuts1010 も人気。

坂下真希子さんの日々の食卓Vlogはこちら!


photograph:Yuta Seki  text:Mayumi Akagi web edit:Masako Serizawa
リンネル2020年4月号より
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

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