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:コーピングリストとは? 自分に合う方法が見つかるストレス対策アイデア29選|目利きさんの気分転換法もご紹介!
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がんばってきた自分のための、ひと息つく時間を。自分専用のストレス対処法メニュー「コーピングリスト」とは?
メリットや、気分転換やストレス対策に役立つ、コーピングリスト具体例29選、さらに、いたわり上手な目利き5名の小さな幸せ習慣も。疲れていてもできるアイデア集を参考に、今の自分に合うストレスケアリストを作ってみてはいかがですか?
コーピングリストとは?

ライター。女性の働き方や教育、暮らしなどをテーマに、幅広い分野で取材・執筆。最新刊は『体力がなくても一生 自分を大事にできる 「おつかれメンタル」いたわり帳』(光文社)。
“わたし専用の
ストレス対処法メニュー”のこと。
コーピングは「cope(対処する)」に由来。心が落ち着く方法をリストアップしておけば、ストレスを感じたときに、今の状態に合うものを選べるため、気分転換しやすくなります。
コーピングリストを作るメリット
「これならできそう」を増やして
疲れた日の自分を助ける〝お守り〞に
『私って、こんなに休み方を知らないんだ』と気づける
リストをつくること自体も楽しみに
疲れたときも『これが好きだった』『あれを見れば大丈夫だ』が思い出せる
マイナス思考から抜け出せる
疲れがたまると、自分をうまくいたわれず、気持ちが沈むことも。そんなときに役立つのがコーピングリスト。華井由利奈さんも、最初は5つしか思いつかなかったそう。
「『私って、こんなに休み方を知らないんだ』とショックでした。でも、一日で完成させなくて大丈夫。スマホに思いついたことを書き足し、数か月かけて増やしました」
続けるうちに「これも入るかも」と見つけやすくなり、リストをつくることも楽しくなったといいます。
「本当に疲れたときは、何で自分を癒やせばいいのか忘れがちに。でもリストを見ると、『そうだ、これが好きだった』『あれを見れば大丈夫だ』と思い出せて、マイナス思考から抜け出せたことが何度もありました」
まずは、できそうなことを少しずつ。いつでも見返せる、自分だけのリストを育ててみましょう。
気分転換やストレス対策に!
コーピングリスト具体例29選
SECTION 1
からだをゆるめてひと休み
「ソワソワやイライラで頭がいっぱいになったときは、無理に何かをしなくても大丈夫。横になったままできる小さなケアが、気持ちを落ち着ける最初の一歩になります」(華井さん)

#01 ふわふわしたやわらかいものをなでる
お気に入りのクッションやタオル、ぬいぐるみなど、触れて心地よいものをそばに。手のひらでゆっくりなでて、やわらかな手ざわりに意識を向けると、こわばっていた心とから
だが少しずつほどけます。自分の腕や頰をやさしくなでても。道具がなくても、いつでもすぐにできます。

#02 窓をあけて日光を浴びる
朝起きたら、窓をあけてやわらかな光と外の空気を取り込んで。朝に日光を浴びると気持ちが安定しやすくなり、夜も眠りにつきやすくなります。外に出られない日は、窓辺で手のひらを光に当てるだけでも。暑い日は、無理のない範囲で短時間に。まずは朝の小さな習慣に。

#03 タオルケットにくるまる
疲れて何もしたくないときは、大きなタオルケットを肩からかけたり、全身にすっぽりまとったり。布にふんわり包まれることで、周囲の刺激をやわらげ、守られているような感覚を味わえます。ソファやベッドなど、くつろげる場所で、自由な姿勢のままひと休みを。

#04 部屋の照明を落としてキャンドルを灯す
入浴前や眠る前は、部屋の照明を暗くして、あたたかな色の光の中で過ごしてみて。キャンドルの炎を眺めると、慌ただしい一日から気持ちを切り替えやすくなります。火を使いにくい場所では、炎のゆらぎを再現したLEDキャンドルを。火の扱いには十分注意して。
SECTION 2
五感がよろこぶ瞬間を
「からだが少し落ち着いてきたら、味や香り、手ざわりなど、五感のひとつに意識を向けてみて。目の前の感覚に集中することで、嫌な気持ちから離れやすくなります」(華井さん)

#05 自分だけのご褒美セットをつくる
お気に入りのお茶やお菓子、読みかけの本、音楽など、心地よく過ごせるものをひとまとめに。飲みものの香りやカップのぬくもり、お菓子の味、音楽の響きをゆっくり楽しんで。すぐ手に取れるよう用意しておけば、その日の気分に合わせて選ぶ時間も、自分をいたわるひとときに。
#06 いつものお菓子をお皿にのせてみる
いつものお菓子も、袋からお気に入りの皿へ移すだけで、少し特別なひと皿に。色や形をまず眺め、香りを感じながら、一口ずつゆっくり味わってみて。器の色や質感、お菓子との組み合わせも楽しみながら、何げないおやつの時間を五感でじっくり味わいましょう。
#07 蒸しタオルで顔をあたためる
熱すぎないか確かめた蒸しタオルを顔に当て、あたたかさを感じてみて。手浴や冷たい水に手を浸すのでもOK。大切なのは、からだの一部で温度を感じること。温かい、冷たいという感覚に意識を向けることで、頭を占めていた不安やイライラから、気をそらしやすくなります。

#08 からだの一部をケアする
歯を丁寧に磨く、顔をパックする、足指を動かすなど、からだの一部だけをケア。爪を磨いたり、クリームで足をもんだりするのもおすすめです。数分でも、一か所をケアしながら「気持ちいい」「すっきりした」と感じることが、心を落ち着かせるきっかけになります。
SECTION 3
自分の「好き」を再確認する
「不安やイライラでほかのことを考えにくいときは、好きなものを改めて愛でてみて。『好き』『かわいい』という気持ちが、ストレスをやわらげることにつながります」(華井さん)
#09 口の中に好きなものをいっぱい入れる
お気に入りのお菓子をほおばって、サクサク、もちもちなどの食感や、嚙んだときの音、口いっぱいに広がる味をじっくり楽しんで。好きなものに夢中になる時間が、嫌な気持ちから離れるきっかけになります。食べる量は先に決め、ゆっくり味わうことも忘れずに。

#10 子犬や子猫の動画を見る
犬や猫、鳥など、自分が「かわいい」と感じる動物の動画でほっとひと息を。気分を切り替えたいときは1分ほどの短い動画、ゆっくりしたいときは長めのお散歩動画など、目的に合わせて選ぶのもおすすめ。長時間見続けないよう、先に見る時間を決めておくのがポイントです。
#11 “推し” を尊ぶ
俳優やアーティスト、キャラクターなど、心惹かれる“推し”は、自分に合う距離で楽しむのがコツ。音楽を聴く、出演作を見る、写真を眺めるだけでも、励みになります。すべての情報やグッズを追わず、時間や予算を決め、無理のない範囲で続けることも大切です。

#12 自分へのギフトを選ぶ
欲しかったものや、見るたびに心が弾むものを、自分へのギフトに。アクセサリーや本、花、おいしいものなど、贈るものに決まりはありません。がんばった日のご褒美としてだけでなく、これから始めたいことの応援にも。自分のために選ぶ時間から、小さな楽しみが始まります。
SECTION 4
人や過去・未来とつながる
「大切な人やうれしかった出来事、心に残る場所や食べもの、この先の楽しみ。そんな『つながり』を思い浮かべるだけでも、気持ちが少し軽くなることがあります」(華井さん)
#13 誰かのおすすめを食べてみる
家族や友人に教えてもらった料理やお菓子、よく見る動画で紹介されたものなど、誰かの「おすすめ」を実際に試してみて。教えてくれた人を思いながら味わうと、ひとりの食事でも同じ時間をともにしているような気持ちに。離れている相手も身近に感じられます。

#14 楽しかった思い出の写真をプリントする
スマホに眠る楽しかった写真をプリントして、目に入りやすい場所へ。大切な人の笑顔や旅先の景色などを眺めると、当時の空気や会話がよみがえります。うれしかった記憶に触れることで、頭を占めていた不安や悲しみから少し離れ、気持ちを落ち着けやすくなります。
#15 ハッピーエンドの映画を見る
ひと息つきたいときは、結末まで安心して楽しめる作品がおすすめ。初めて見るならハッピーエンドとわかっている作品を、余裕がない日は何度も見たお気に入りを選びましょう。物語の世界に身を預けるひとときが、張りつめていた頭と心をゆっくり休ませてくれます。

#16 学生時代好きだった曲でプレイリストをつくる
学生時代によく聴いた曲を集めて、懐かしいプレイリストを。通学路で聴いた曲、友人と歌った曲、夢中だったアーティストなど、思い浮かぶままに加えてみて。音楽に耳を傾けるうちに、当時の風景や人との時間を思い出し、楽しかった気持ちにゆっくり浸れます。
SECTION 5
日常から少し離れた体験を
「少し元気があるときは、無理なくいつもと違うことを取り入れてみて。大きな挑戦でなくても、行動や景色を少し変えるだけで、気分を切り替えるきっかけになります」(華井さん)

#17 模様替えならぬ 「一か所替え」をする
部屋全体を変えなくても、棚の一段や玄関など、目につく一か所に小さな変化を。本や器、植物、ポストカードなど、手もとのものを並べ直すだけでも、暮らしの一角に新鮮さが生まれます。片づけるのではなく、組み合わせを楽しむ感覚で、まずは気軽に始めてみましょう。
#18 いつもの料理にスパイスをちょい足し
いつものスープや炒めものに、スパイスをほんの少し。クミン、カルダモン、シナモンなど、香りを確かめながら加えてみて。なじみの料理も風味が変わり、食卓でささやかな旅気分を味わえます。入れすぎず、少量から試し、自分好みの風味を探るひとときも気分転換に。

#19 日帰り温泉に行く
近場の日帰り温泉へ出かけ、何もしない時間を過ごしてみて。広い湯船や見慣れない景色に身を置くと、日常の考え事から離れやすくなります。移動の負担が気になるときは、家から1~2時間ほどで行きやすい場所を。予定を詰め込まず、入浴だけを目的にしても十分です。
#20 アートや哲学に触れる
美術館で作品を眺めたり、哲学の言葉に触れたりすると、新しい考え方に出会えることも。すべてを理解しようとせず、「好き」「気になる」と感じるものを見つけてみましょう。作品や言葉を通して気持ちを見つめることが、悩みと少し距離を置く時間になります。
SECTION 6
モヤモヤを外にポイッと出す
「今の気持ちを言葉にできないときは、『疲れた』のひと言から始めてみて。うまくまとめなくても、紙やスマホに思いを書き出すことで、頭の中に余白が生まれます」(華井さん)
#21 エクスプレッシブライティングをやってみる
エクスプレッシブライティングは、内面にある感情や考えをありのまま自由に書き出し、言葉にする方法。怒りや不安、悲しみなど、頭に浮かぶことをノートやスマホへ。誤字や文章のまとまりは気にせず、15~20分を目安に書き続けます。時間がなければ5分から。

#22 モヤモヤした気持ちをエッセイに
心に引っかかることを、エッセイや物語の題材にしてみて。自分の悩みを物語の主人公の悩みとして書いてみると、少し離れた視点から自分を見つめやすくなります。長い文章にする必要はありません。ごく短いエッセイや詩、俳句など、自分が取り組みやすい形を選びましょう。
#23 自分にやさしい言葉で日記を書く
友人を励ますようなやさしい言葉を、自分にも。一日の終わりに、できたことやほっとしたことを数にこだわらず書き留めましょう。できなかったことではなく、できたことに目を向け、「今日もよくがんばった」とひと言。毎日でなくても、自分のペースでかまいません。
SECTION 7
手やからだを動かしてみる
「手やからだを動かすといっても、本格的な運動をする必要はありません。声に出して読む、手先を使うなど、できることから。小さな『できた』が自信につながります」(華井さん)
#24 本や詩を朗読する
好きな本や詩を、自分に聞かせるように声に出して読んでみて。言葉を声にするうちに呼吸が深くなり、長く息を吐きやすくなります。自分の声を耳で聞きながら読み進めると、内容にも入り込みやすいのが朗読のよさ。読みたい一節から、心地よい速さで始めましょう。

#25 1分だけ掃除をする
気になる場所を一か所だけ選び、タイマーを1分にセット。テーブルの上を整える、玄関の靴をそろえる、洗面台を拭くなど、目についたところから始めるのがコツ。短い時間でも、空間がすっきりすると、気持ちも軽くなります。時間を区切ると、掃除のハードルも下がります。

#26 あえて手間のかかる料理をつくる
余力がある日は、いつもより工程の多い料理に挑戦を。切る、こねる、包むなど、香りや音、食材の変化を感じながら、作業を進めましょう。五感を使って料理に没頭すれば、気分転換になります。思い通りに仕上がらなくても、味を調整しながら自分なりに仕上げられます。
SECTION 8
「今・ここ」から離れて
「目の前のことに追われていても、環境を大きく変える必要はありません。何げない時間の過ごし方や見方を変えるだけでも、ストレスと距離を置くひとときになります」(華井さん)

#27 お気に入りのコースをつくる
公園や本屋、ベーカリーなど、自然と足が向く場所を通るだけで、お気に入りの散歩コースに。季節の草花や街の変化を見つけると、見慣れた景色にも新しい発見が生まれます。外に出る余力がない日は、地図を眺め、歩きたい道を思い描くだけでも、小さな気分転換に。
#28 ほろ酔ってみる
普段お酒を飲む人は、その日の体調に合わせ、好きな一杯を香りとともにゆっくり口にして。ほろ酔いは、張りつめた気持ちを一時的にゆるめることがあります。飲みすぎはかえって疲れにつながることもあるため、飲む量をあらかじめ決め、急がず少しずつ楽しみましょう。
#29 好きな景色をゆっくり眺める
窓辺や散歩の途中で、空や雲、木々など好きな景色にゆっくり視線を移してひと休み。遠くを見ることで、近くを見続けた目の緊張をゆるめやすくなります。写真を撮るより先に、その日の色や形、光の移ろいを自分の目で味わって。その印象を言葉にするのもおすすめ。
いたわり上手な目利きに聞く!
コーピング習慣5例
がんばってきた夏の終わりは、自分のためにひと息つく時間を。お気に入りを味わったり、手を動かしたり、いつもの景色を眺めたり。暮らしの中にあるささやかな楽しみから、今の気分に合うものを見つけてみませんか。いたわり上手な目利き5名に、普段の生活で取り入れている「コーピング習慣」を教えていただきました。

香りを選ぶ時間も特別です。

器もおいしさのひとつです。

花は最高な自分へのギフト!
気分で選んだ花は、部屋ではなく庭に飾ります。外の光や風を受けるほうが、花も喜んでいる気がして。眺めていると、気持ちがやさしくなり、前向きになれます」

本と植物のバランスが◎

手づくりのシュシュです。
ものなら、喜ぶ姿を想像するひとときも楽しみです」
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illustration: Shinco Uematsu text: Mina Ota webedit&text:Rio Suzuki
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