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:日本一の洗濯屋直伝「プレウォッシュ」ってなに!? 9割の服が自宅できれいにできる必殺技!
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泥汚れが落ちない、生乾き臭が気になる……など、洗濯物が増える夏のお悩み。そんなものかなとあきらめてませんか? そこで、洗濯のプロ集団「洗濯ブラザーズ」に、ちょっとした工夫でお悩みが解決する方法を教えていただきました。汚れ落ちが格段に上がる、洗濯機で洗う前の予洗い“プレウォッシュ”のやり方は必見です。
日本一の洗濯屋直伝「プレウォッシュ」ってなに!? 9割の服が自宅できれいにできる必殺技!
教えてくれたのは……洗濯ブラザーズ

服の9割は自宅洗いできれいに!
「洗濯機で洗ったのに、汚れがちゃんと落ちていない気がする」「乾いたあと、においが気になる」……。こんな悩みの数々は、実は正しい洗い方を知らないことが原因かもしれません。
「実は、市販されている服の9割は自宅で洗えばきれいになります」と、洗濯ブラザーズ。それどころか、ドライクリーニングよりも、自宅で水洗いしたほうがきれいになる場合も多いのだとか。
「たとえば、洗濯はたっぷりの水で汚れを落とすことが大事ですが、洗濯機の節水モードでは水の量が足らず、汚れが落ちていないことがあります。また、汚れが強いからと洗剤を多めに入れても、溶け残った洗剤が黄ばみ汚れの原因になる場合もあるんです」。
まずは基本の洗濯ワザの確認をしましょう。
【洗濯の基本】 まずは5つのポイントをCHECK!
❶ 洗濯前はなるべく風通しのよいかごに

❷ 24時間以内に洗う
洗わずに置く時間が長いほど、汚れやにおいが取れなくなります。なるべく24時間以内に洗うのが、においを残さないコツ。
❸ 「洗い」で汚れを浮かせ、水に汚れを移す
「洗い」モードは水に汚れを移す工程なので、水分量が十分でないと汚れが落ちません。水に対して洗濯物の量は6割程度。
❹ 「すすぎ」「脱水」の工程が大切
汚れは「洗い」だけで落ちるのではなく、「洗い」で浮いた汚れが、「脱水」のときに遠心力ではがれ、「すすぎ」で落ちていきます。
❺ 洗剤は使用量を守る
洗剤の量を増やすと泡立ちすぎて、その泡が汚れの保護に。また、すすぎきれないと黄ばみや部屋干し臭の原因になります。
プレウォッシュと温水洗いで汚れは落ちる
しみついた汚れや落ちにくい黒ずみには、プレウォッシュが活躍。汚れが目立つ所に吹きつけておくだけで、断然落ちやすくなります。白いシャツの衿、袖などは日ごろからプレウォッシュしておくと、黒ずみや黄ばみの予防にもなります。頑固なしみや泥汚れは、ブラシで叩いて物理的に落とす方法も有効。このやり方をすれば、漂白剤など衣類を傷める洗剤は不要になります。
またシーズンオフの服を洗って保管する「しまい洗い」にもポイントが。「実は40℃くらいの水温が、汚れが落ちやすい温度。洗濯機でお湯が使えない場合でも、しまい洗いのときは温水で洗うのがおすすめです」(縮みやすい素材は要注意)。
すっきり清潔な衣類で夏を過ごすために、洗濯を工夫しましょう。
すべてに通ず! 汚れ落としのカギ「プレウォッシュ」
水と弱アルカリ性の洗剤を混ぜた液を、洗濯前の衣類に吹きかけておくことで、繊維の奥に入り込んだ汚れを浮かせることができます。
\プレウォッシュ液の作り方/

洗濯用アルカリ性洗剤
普段使っている、弱アルカリ性の洗濯用液体洗剤を使います。

スプレー容器
100円ショップなどで購入できるスプレー容器に入れて使用します。

❶ スプレー容器に洗剤を入れる

❷ 洗剤キャップに洗剤と同じ量の水道水を入れる(洗剤と水の量は1対1に)

❸ スプレー容器に水道水を入れる

❹ 軽く振って混ぜる

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photograph:Mari Yoshioka、Masahiro Morigaki text:Ema Tanaka web edit:Mina Ota
リンネル2023年8月号より
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください
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