大自然を満喫! 北欧の気軽な冬遊び【ヤン二さんの北欧旅レポート4】 大自然を満喫! 北欧の気軽な冬遊び【ヤン二さんの北欧旅レポート4】
特集女子旅おすすめスポット 暮らすように心地いいリンネル旅ガイドスウェーデン出身でアウトドア好きのタレント・モデル、ヤン二・オルソンさん。2022年末、久しぶりに里帰り。ノルウェーやスウェーデンでの冬のアクティビティやホリデーシーズンの街の様子など、この季節ならではの北欧旅の魅力を教えてくれました。
●北欧旅レポートを届けてくれたのは……
ヤン二・オルソンさん
スウェーデンのヨーテボリ出身のタレント・モデル。幼少の頃から自然が身近にありSDGsへの取り組みが当たり前である環境で育ったため、アウトドアが大好き。日本で暮らす今も、アウトドアフィーカを楽しむ時間を大切にしている。NHK WORLD-JAPAN 『Trails to Oishii Tokyo』レポーターとして出演中。Amazon Prime Videoにて自身のドキュメンタリー番組『Getting Dirty in Japan』を配信中です。
Instagram: @janni_olsson
ダウンヒルスキー、寒中水泳やオーロラハンティングなどは北欧を代表する冬のアクティビティですが、日本でも気軽に楽しめるものがいっぱいあります。子どもたちと一緒に楽しめるものもありますし、おとなも童心に帰ってぜひ遊んでみてください。
凍った海や湖でアイススケート
北欧の湖や海が凍ってくると、アイススケートをしている子どもや大人たちの姿をよく見かけます。人工的に作られているアイススケートリンクももちろんありますが、自然に囲まれている広い湖の上で滑ると開放感がやっぱり違いますので、北欧の人気な冬遊びとなっています。
ただ、海や湖が凍ってくるまで時間がかなりかかるので、冬の到来からしばらくは、おあずけの時間となります。やっと安全に滑れるレベルまで凍ってきたという情報が耳に入ったら、皆温かい飲み物と間食を用意して、アイススケートを持ち、急いで滑れる場所へ向かいます。いつまで外で滑れるかわからないので、早めに向かわないとその年のチャンスを逃してしまう可能性があるのです。
外で滑ると危ないことも多いので、北欧の子どもたちはどういう場所で滑ると危険なのか、氷が割れて転落した場合どうやって這い上がればいいかを、事前に学びます。また「isdubbar(イースデュッバー)」(スウェーデン式の両手で握るタイプの2つのアイスピック。それぞれひもでつながっている)のようなギアの使い方も、しっかり覚えさせられます。
子どもの頃、実家の近くの湖で親友とヘロヘロになるまで滑って、終わったら母が用意してくれたホットココアとサンドウイッチをもぐもぐ食べて、帰り道の車中で爆睡した思い出が今でも私の宝物です。
子どもたちが一番好きなそり遊び
北欧の子どもたちが一番好きな冬遊びは、おそらくそり遊び。雪が降り積もった坂から「きゃーきゃー」って叫びながらそりで滑り降りる子どもたちを見ると、やっと冬が来たなーっと感じます。
スウェーデンで一番人気なそりは「Pulka(プルカ)」というそりです。これはプラスチックで作られていて、とても安く安全なモデル。その次の段階には「Snow Racer(スノーレーサー)」というハンドルとブレーキ付きの高速そりがあります。値段は上がるけど、コントロールしやすくスピードもかなり出ます。
最近では、大人なしで遊んでいる子どもたちをよく見かけますが、そり遊びは今でも親子で楽しんでいる方が多いです。初雪を見て興奮するのは子どもも大人も一緒だからかもしれないですね。笑
北欧にはハードなアウトドアアクティビティがいっぱいある一方、都会でも気軽に楽しめるアウトドアアクティビティがたくさんあります。特に北欧での人気な冬遊びはそう。
皆さんも今度、子どもたちと一緒にやってみてください。
街の周辺でできるクロスカントリースキー
スウェーデンでは世界最大・最古のクロスカントリー大会「Vasaloppet(ヴァーサロペット)」が毎年3月に開催されます。一番最初のレースは1922年に行われて、参加者は116 人でしたが、現在は約15,000人の参加者がこの90キロのレースに挑戦します。ヴァーサロペットはテレビで生放送されていて、日本でいう駅伝のような存在です。
このレースこのおかげなのか、クロスカントリースキーはとても人気な冬アクティビティ。
遠い山まで行って滑る必要がないので、街の周辺で気軽に楽しんでいるスキーヤーもいっぱいいます。
子どもの頃にはダウンヒルスキーではなくクロスカントリースキーをよくやっていました。実家の近くの森にクロスカントリーのコースが作られていて、それをよく兄と母と回っていました。
皆さん、興味のあるアウトドア遊びはありましたか?
冬に北欧に行く機会があったらぜひ試してみてください。
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Photograph:Christian Olsson
Text : Janni Olsson
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