ごはんとの相性抜群！ 長いもと豚ばらの甘辛煮 【レシピ・上田淳子さん】 ごはんとの相性抜群！ 長いもと豚ばらの甘辛煮 【レシピ・上田淳子さん】

毎日のごはん作りで特に悩むのが献立。毎日違うものを食べなくてもいい！ 材料がそろわなくてもいい！ おうちごはんは、基本の考え方がつまったレシピをアレンジすれば、何通りにもできます。覚えておきたい基本のレシピを料理研究家の上田淳子さんに教えていただきました。 今回は思わずごはんがすすむおかず「長いもと豚ばらの甘辛煮 」のレシピです。

長いもと豚ばらの甘辛煮のレシピ

【煮物は肉じゃがスタイルで】
肉じゃがの“じゃが”にはこだわる必要なし。肉といも類、もしくはかぼちゃなどと甘辛く煮ればそれでよし！

●材料（2人分）
豚ばら薄切り肉…150ｇ
長いも…400ｇ
玉ねぎ…1個

A
しょうゆ …大さじ2～2 1/2
みりん、酒 …各大さじ2
砂糖 …小さじ1～1 1/2

サラダ油…大さじ1/2
貝割れ菜…適量

●作り方
1.長いもは皮をむき、2～3cm厚さの半月切りに（大きい場合は1/4のいちょう切りに）する。玉ねぎは5㎜厚さの薄切りにする。豚肉は食べやすく切る。

2.鍋にサラダ油を熱し、中火で1の長いもと玉ねぎを全体に油がまわる程度に炒める。一度火を止め、おおうように豚肉を広げて入れ、A をまわし入れる。

3.鍋にふたをして再び中火にかけ、温まってきたら弱火にして5分煮る。ふたを取って、全体を混ぜ、長いもが煮えるまでさらに2分ほど煮る。仕上げにふたを取って火を強め、ときどき返しながら煮汁がほぼなくなるまで煮る。器に盛り、貝割れ菜を添える。

【POINT】
食材を重ね、基本の合わせ調味料をまわしかける

調味料を合わせてからかければ、均一に味が入る。豚肉を上にするのは、旨みを下の野菜にもじんわりと染み渡らせたいから。焦げそうになったら、適宜水を足して野菜に火が通るまで煮る。

素材は自由に入れ替えて、作り方は同じでOK！ 調味料は適宜味見して調整を

●じゃがいも…基本はやはりこちら。「インカのめざめ」や「キタアカリ」など品種にこだわっても楽しい

●さつまいも…そのほくほくの甘さで、やさしい味わいの煮物になる。砂糖とみりんは控えめにして

●かぼちゃ…かぼちゃの煮物は“副菜”だけれど、肉じゃがスタイルで煮れば、しっかり主菜に！

●糸こんにゃくや豆腐…肉や野菜がなかったら、糸こんにゃくや豆腐を使うのもあり。さっぱりヘルシーに仕上がる

このレシピを教えてくれたのは

料理研究家
上田淳子さん

辻学園調理・製菓専門学校を卒業後、同校の西洋料理研究職員を経て渡欧。現地で経験を積む。得意とするのは本場の味のフレンチと気取らない家庭料理。

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cooking: Junko Ueda　photograph: Taro Terasawa　styling: Yuko Magata　text: Masami Fukuyama
リンネル2020年4月号より
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