短い秋から長く、寒い冬へ―季節の移ろいを感じながら、遠く離れた北欧の家庭で作られる、温かな料理。北欧にゆかりのある方たちの思い出話とともに、愛してやまない定番メニューを料理家・行正り香さんのレシピでご紹介します。今回は家庭料理ではおなじみの、シンプルなミートボールのレシピを教えてもらいました。
「クリームソースのミートボール ベリーのジャム添え」のレシピ
コクのあるソースで煮込んだミートボールに、ジャムの酸味が合います。こけももジャムは、ラズベリーなど、甘さ控えめのもので代用して。
●材 料 (2人分)
【ミートボール】
合いびき肉…180g
玉ねぎ(みじん切り)…1/3個
にんにく(みじん切り)…1かけ
粗塩…小さじ1/3
卵…1個
パン粉…1/2カップ
牛乳…大さじ2
ナツメグ…少々
【クリームソース】
バター、小麦粉…各大さじ2
牛乳…1カップ
白ワイン(なければ水)、
生クリーム…各1/2カップ
洋風スープの素(固形)…1/2個
塩…小さじ1/2
イタリアンパセリ、ベリー系のジャム(市販)、マッシュポテト(好みで)…各適量
●作り方
1.ボウルにミートボールの材料をすべて入れ、全体をよく練る。
2.クリームソースを作る。鍋にバターと小麦粉を入れて弱火で熱し、軽く炒め、牛乳、白ワイン、洋風スープの素、塩を加えてよく混ぜる。
3.弱火にし、1を食べやすい大きさに丸めながら加え、生クリームを加える。ふたをし、ときどきかき混ぜながら8分ほど煮る。
4.器に盛り、好みでイタリアンパセリを飾り、ジャムやマッシュポテトなどを添える。
EPISODE:「秋の澄んだ空気の中で」
「ザ・スウェデッシュ」的なメニューのミートボールは、私にとって、学校の食堂でよく食べた、“いつもの味”です。
ーーーーナタリー ・ カンタクシーノさん
北欧の人たちが作り続ける家庭料理は、家族や友人が集う場を大事にするためのもの。
だから、料理自体には手をかけず、シンプルに。ミートボールは、そんなレシピのひとつ。
定番のリンゴンベリー(こけもも)などのジャムとマッシュポテトを添えて、召し上がれ。
ーーーー行正り香さん
PROFILE
行正り香さん
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cooking:Rika Yukimasa photograph:Taro Terasawa styling:Makiko Iwasaki text:Kaori Akiyama web edit:Liniere.jp
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