HEALTH
:【今日の一養生 7月15日】 熱くて寝苦しい夜には「心経」を刺激してみよう。:漢方養生で毎日上々!
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:少しずつ積み重ねていくことで、体も心も健やかになれるだけでなく自分を好きになれるのが漢方養生。漢方養生とは春夏秋冬、朝昼晩、自然に沿った暮らしをすること。山梨県で鍼灸院を営む夫婦のユニット、moxies(モクシーズ)さんに教えてもらいました。毎日更新しますので、琴線に触れるものがあれば実践をしてみてくださいね。
7月15日(月 海の日)
熱くて寝苦しい夜には、心経を刺激してみよう。
夏の特徴は、なんといっても気温が高いことにあります。気温が高いと、体温を調整するために血管が拡張し、汗が出て体を冷やします。
東洋医学では、夏にはこうした身体的な変化だけでなく、心理的な活動も自然と外へと向かい、発散を求めやすくなると考えます。
このような興奮とセットになっていると考えられているのが五臓六腑の中の、「心の臓」です。
夏の夜、疲れているはずなのに眠くならなかったり、リラックスできなかったら、それは心の活動が強くなりすぎているからかもしれません。
心の臓の活動がいきすぎると、体は活動的になるため、いわゆる副交感神経のスイッチが入りづらくなるのです。
そんな興奮を冷ますのにおすすめなのが、心の経絡のツボ、少府(しょうふ)の刺激です。
少府のツボは、手のひら、拳を握って小指の先が当たる位置に取ります(下記画像参照)。
押しても圧痛が生じにくい場所のため、小指と中指の間あたりにあるコリコリとした腱を目安に取るとよいでしょう。
お灸や刺激の仕方は、6月8日の投稿をご参照ください。お灸の場合は、必ず布団に入る前に行い、火の取り扱いに注意します。
少府は、顔のほてりなどにも有効とされています。熱い夜に、気持ちがたかぶって寝られない方は、ぜひ刺激をしてみてくださいね。
今日もよい一日をおすごしください。
PROFILE
moxies(モクシーズ)/2014年結成の鍼灸師のユニット。山梨県と長野県にある鍼灸院での治療を主軸にお灸のセルフケアワークショップや勉強会などを不定期に開催。手軽にセルフケアをできるお灸アイテムの開発や漢方薬局とコラボした漢方茶の制作、古材を使用したよもぎ蒸しスツールの開発など、精力的に活動している。
illustration:moxies edit:Nao Yoshida
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