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【防災】 まずは、ものの置き場所から見直そう! 震度6でも物が散乱しない、倒れない“地震に強い家づくり”メソッド5選 【防災】 まずは、ものの置き場所から見直そう! 震度6でも物が散乱しない、倒れない“地震に強い家づくり”メソッド5選

【防災】 まずは、ものの置き場所から見直そう! 震度6でも物が散乱しない、倒れない“地震に強い家づくり”メソッド5選
連載 #防災

地震、水害などが続き、かつてないほど災害が身近になっている今。防災対策ができていると自信を持っていえる人は多くはないはず。家の中の被害が最小限なら、避難の準備も楽になり、自宅避難もできる。つまり心のダメージが少なくなるのです。数々の被災地に入ったレスキューナース・辻 直美さんに、防災・減災につながる、地震に強い家づくりについて教えてもらいました。

目次
  1. 教えてくれたのは、辻 直美さん
  2. 代用テクニックで、すっきり暮らしながら備える
  3. 【キッチン】 危険がいっぱい! 最優先の対策を
  4. 【リビング】 モノが「飛び出さない収納」が大切
  5. 【玄関】 靴も玄関マットも置かないほうが◎
  6. 【洗面所・トイレ】 大量のストックは、危険!
  7. 【寝室】 倒れるものがない配置を!

教えてくれたのは

国際災害レスキューナース辻 直美さん
辻 直美さん
阪神・淡路大震災で自宅が全壊したのを機に、災害医療の道へ。国内28件、海外2件の被災地で活動。防災に関する講義も行う。

>>今こそ改めて見直したい【防災】に関する読みもの↗


代用テクニックですっきり暮らしながら備える

2018年、大阪府北部地震の震度6弱の揺れの直後。辻さんの隣のお宅は、棚が倒れてぐちゃぐちゃの状態に。しかし、マンションの隣室、同じ間取りの辻さん宅は、調味料の瓶がいくつか倒れただけだったそう。

「対策をしているのとしていないのでは、家の中の状態がまったく違います。地震直後、けがに気をつけながら家の中を片付けるのは大変なこと。そうならないための対策が第一歩です」

まず、地震に強い家は、ものの置き場所の見直しから。避難経路となる廊下や玄関にはものを置かない、落ちてきたら危険なものは上のほうには置かないというところから始めてみて。また、今自分が座っているまわりを見まわして、落ちてきたり、倒れそうなものはないかを考えて。どかしたり、固定するのがいちばんですが、事前にわかっていれば、危険な場所から素早く離れることができます。さらに、ものの置き場所を定めると、不要なものがわかるので処分を。それだけで室内では大幅に減災できます。

震度6弱の震災直後の様子

辻家のリビング
ほとんどものが動かなかった辻家のリビング。異常がないかチェックするだけなので、30秒で復興できます。
お隣の様子
同じ地震での、お隣さんの状況。奥さんが入院したり、親戚も被災するなどして片付けができなかったこともあり、片付けるまでに1か月半ほどかかったそう。心理面での負担も大。

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