北欧
:スウェーデン在住デザイナーの暮らし 自然いっぱいの森がインスピレーションの源
北欧
:
              
              北極圏に近いスウェーデンの街で暮らす、気鋭のデザイナーデュオとして活躍するジェニー・グルフマンさんとカイサ・ニルソンさん。大自然いっぱいの森の中、古い農家で過ごす日々が、デザインソースになっています。そんな2人の暮らしぶりについて、お話を伺いました。(2020年10月時点の取材情報です)
お話を伺ったのは……ジェニー・グルフマンさん&カイサ・ニルソンさん

野原の散策で摘んだ草花をスケッチして
デザインソースに落としてゆく
スウェーデンの北極圏に近いウメオという街に暮らすジェニーとカイサは、2016年にデュオを結成しました。グラフィックデザイナーのカイサは、ウメオの郊外にパートナーと2歳の娘と暮らしています。

森は小さな発見の宝庫。家に帰ったらすぐにその記憶をスケッチし、デザインのアイデアにつなげます。
コロナ禍の春には、20世紀初めに建てられた田舎の農家で過ごしました。軋んだフロアと暖炉のある古い家は牧草地の中にあり、外では馬が放牧され、近くには広い森のある自然豊かなところです。森には毎日のように娘を連れて出かけました。自然の中では毎回新しい発見があり、気になった草花や木の実などを見つけては持ち帰りました。家の中では、本を読んだり編み物をしたりしてゆっくりと過ごし、家族水入らずの田舎暮らしを堪能しました。

テキスタイルデザイナーのジェニーは地元ウメオで育ち、親兄弟も近くに住んでいます。今はフラットにひとり暮らしで、デザインのインスピレーションを求めて自然の中をよく散策します。
コロナ禍でますます自然の中を歩く時間が増えました。スウェーデンではロックダウンはなかったため、比較的自由に外に出かけることができます。散歩の途中で写真を撮ったりスケッチをし、その記憶を家に持ち帰ってから色づけしたり、切り絵をしながらデザインのアイデアを考えます。

大自然いっぱいの森の中、古い農家で過ごす


北極圏に近い森にはふたりで一緒に行ったり、それぞれが出かけたりします。カイサは農家でのんびり過ごすためにロッキングチェアを購入しました。夏の終わりにはラズベリーがたくさん採れます。

近くの野原にはクローバーの花がたくさん咲いています。花をいろいろとスケッチしながら、コラージュの方法を考案中です。
こちらもチェック!
text:Yuka Yamamoto Bruselid web edit:Riho Abe
リンネル2020年12月号より
※写真・文章の無断転載はご遠慮ください
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