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アイナ・ジ・エンドさん「必死に生きる人々の情念を描きました」/新曲「Love Sick」インタビュー アイナ・ジ・エンドさん「必死に生きる人々の情念を描きました」/新曲「Love Sick」インタビュー

アイナ・ジ・エンドさん/新曲「Love Sick」インタビュー
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凜としたまなざしを感じさせる存在感で、現在ではアーティスト活動以外の活躍も目立っている、アイナ・ジ・エンドさん。最新曲「Love Sick」は、注目のアニメ映画『劇場版モノノ怪 唐傘』の主題歌。作品の世界に流れる情念をていねいかつドラマティックに描いた仕上がりになっています。その楽曲にこめた思いはもちろん、最近の暮らしぶりにも迫ってみました。

目次
  1. 暮らしの〈余白〉を楽しめるようになりました
  2. あくまでも映画の一部として完成させた新曲
  3. 汗をかく暮らしで、心に新陳代謝を
  4. 『劇場版モノノ怪 唐傘』
  5. 新曲「Love Sick」
  6. PROFILE

暮らしの〈余白〉を楽しめるようになりました

━━ソロ活動に専念されて1年。環境や心境に変化はありましたか?

地に足がついてきたというか、 楽しいですね。(ひとりで活動することに対する)不安がぎゅんぎゅんにあったのが去年(2023年)の冬ぐらいで。でも、気がつくとちょっと開けてきたというか。責任は全部自分で背負わなくてはいけない部分もありますが、うまいこと心の逃げ場所も作れるようになりました。

━━暮らしのリズムに変化はありましたか?

忙しすぎた時期は、ご飯も卵かけご飯でサッと済ませ、洗濯物もギリギリまで溜め込んだりして、1秒でも長く寝たいみたいな、ギリギリで生きてた感覚がありました。最近はちょっと早起きして、ベランダで光合成の時間を作ろうとか、散歩をして周囲の景色を眺めたりだとか、暮らしの〈余白〉を楽しめるようになりましたね。

━━暮らしに余裕ができたことにより、音楽などの創作活動にも変化が生まれましたか?

(創作活動に関しては)余裕はあんまりないんですけど、楽曲の素材になるものをいろいろと見つけられるようになりました。例えば、 お母さんと話していると〈蛍族〉という言葉を耳にして、どういう意味なのか尋ねてみると、夜にマンションのベランダでタバコを吸っている人の発する火が蛍の光みたいだから、そういう名称が生まれたという話を聞いて、そこから楽曲のイメージが浮かんだりだとか。ふとした瞬間のなかからアイデアが生まれるのは、暮らしに〈余白〉があるからこそだと思います。

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