FOOD
:桜もち一筋300年! 江戸時代から愛され続ける絶品「長命寺 桜もち」:kazumiとワヌ山の和菓子の時間
FOOD
:モデル・kazumiさんが大好きな和菓子屋さんを紹介する連載。仲良しのワヌ山さんと楽しく紹介していきます。今回、kazumiさんとワヌ山さんが訪れたのは、隅田川のほとりに佇む「長命寺 桜もち 山本や」。江戸で初めて桜もちを売り出し300年あまり。今も昔ながらの味が楽しめる老舗中の老舗です。
桜もち一筋300年! 江戸時代から愛され続ける絶品「長命寺 桜もち」:kazumiとワヌ山の和菓子の時間
和菓子の時間を楽しむのは……kazumiさんとワヌ山さん
Kazumi 「春だね〜、外出するのも楽しくなる季節だよね」
ワヌ山 「あったかいワヌね。こんな気持ちいい日は、桜を見ながらおいしい甘味をほおばりたいワヌよ」

ワヌ山
犬。口癖はワヌワヌ。ワヌ母(作者)と北陸地方に住む。甘いものに目がない。

kazumi
モデル。和菓子文化コーディネーターと和スイーツセレクトマイスターの資格を持つ。
桜の香りが広がる! 素朴ながらも上品な甘さの関東風桜餅の元祖
春の陽気に心が躍る今日この頃。
花より団子な私たちが向かったのは向島にある「長命寺 桜もち 山本や」。
300年前に長命寺の寺男だった創業者が土手の桜の葉を塩漬けにして生まれたのが関東風の桜餅です。
当時から変わらぬ場所、製法で作られた桜餅は、杉箱の中で上品に横たわり3枚のオオシマザクラの葉の間に潜んでいました。ほのかに香る桜の葉を剥がすと「なんと!」。思い描いていた桜餅ではなく、クレープのような小麦の生地に包まれた俵形のこしあんがお目見え。薄くてモチモチの生地とあっさりあんこ、そこに深みを足す塩味と桜の香りのバランスが妙。
隅田川を眺めながら、桜餅とお茶で「ふぅ」といっぷく。この満たされた時間を江戸時代の人も過ごしていたのかな、とニヤリとしながらお店を後にしたのでした。

のれんをくぐると広がる昔ながらの店内は、親戚の家に遊びに来たような安心感があり、縁台に腰を下ろしてほっと一息。煎茶と桜餅の塩気が心と体に染みるのでした。



いただいた和菓子:長命寺 桜もち

小麦粉を水で溶かした薄皮を熟練の職人が一枚一枚手焼き。小豆は北海道産。葉は西伊豆松崎産のオオシマザクラの新葉を使用し、素材と無添加にこだわり続けた伝統の味です。
\桜餅気分に浸るワヌ/

今回のお店:長命寺 桜もち 山本や
創業以来300年。向島、隅田川の土手で桜餅だけを販売している関東風桜餅発祥の店。
東京都墨田区向島5-1-14
TEL:03-3622-3266
OPEN:8:30〜18:00 月休
*掲載している情報は取材時のものです。現在は変更になっている場合があります
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model & Text:kazumi illustration:wanuyama photograph:Masahiro Tamura web edit:Mina Ota
リンネル2020年5月号より
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