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栄養&ホルモンバランスを整える食習慣でプチ不調を健やかに乗り切ろう 栄養&ホルモンバランスを整える食習慣でプチ不調を健やかに乗り切ろう

プチ不調,自律神経,女性ホルモン,食生活,食習慣

体がだるい、気分が落ち込むなど、季節の変わり目に感じやすい不調は、女性ホルモンの影響かもしれません。今回は、医学博士の飛田砂織先生に、栄養バランスとホルモンバランスを整える食生活について教えていただきました。ホルモンの原料は普段の食事。食欲不振やダイエットによる偏った食生活を改めてみませんか。

目次
栄養&ホルモンバランスを整える食習慣でプチ不調を健やかに乗り切ろう
  1. 偏った食生活になっていませんか?
  2. 不足しがちな栄養素を食事で補って
  3. 教えてくれたのは……飛田砂織先生

偏った食生活になっていませんか?

栄養バランスの偏った食事を続けると、必要な栄養素が足りずにホルモンバランスが崩れる原因に。

NG 1
炭水化物だけの食事になる
食欲がないからと麺類だけ、パンだけなどの食事になっていませんか。カロリーが足りていても、栄養素が不足します。
NG 2
冷たいものばかり食べてしまう
冷たい食事や飲み物ばかりを取っていると、血流が悪くなり、消化が悪くなったり、女性ホルモンの分泌にも影響を与えます。
NG 3
食欲がなくて食事を抜く
脳と腸には深い関係があり、規則的な食事は、自律神経を整えるために大切です。食欲がなくても、食事をする習慣を。

不足しがちな栄養素を食事で補って

体を作り、不調を整えるのに大切な栄養素。普段の食事に足りているか、見直してみて。

【タンパク質】

年齢とともに肉や魚を減らしがちですが、タンパク質はホルモンの材料になります。
肌や筋肉もタンパク質でできているので、アンチエイジングにも欠かせません。

特に植物性タンパク質は女性に大切
納豆や豆腐など大豆から作られる食品は、女性ホルモン類似物質のイソフラボンが多く含まれています。イソフラボンは美肌や骨粗しょう症の予防にもなります。

【ビタミン】

食べ物から栄養素を抽出しエネルギーや体を作る材料に変えるのがビタミン。ほかの栄養素が足りていても、ビタミンが不足すると活用できない、重要なものです。

ビタミンB群は積極的に
ビタミンB群は脂質やタンパク質を代謝したり、赤血球を作る働きが。特にビタミンB6はセロトニンという神経伝達物質に作用するので、落ち込みやすい人は、不足に注意です。

【ミネラル】

ミネラルは骨や歯を作ったり、神経を伝達するのに欠かせない成分。不足すると女性ホルモンのバランスが乱れたり、代謝が落ちて太りやすくなったりします。

カルシウム、マグネシウムは不足しがち
若いうちにカルシウムが不足すると、更年期以降の骨粗しょう症に直結。マグネシウムはカルシウムとともに骨に貯蔵されていて、不足すると疲れやすくなるなど、影響が。

教えてくれたのは……飛田砂織先生

PROFILE
クリニックシュアー銀座院長。医学博士。クリニックでは、美容皮膚治療と、メディカルサプリやナチュラルホルモン補充療法など抗加齢治療を行っている。

illustration:Kayo Yamaguchi text:Ema Tanaka web edit:Mina Ota
リンネル2020年11月号より
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

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