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:堀井美香さんたち「なごませ上手」3名に聞いた“雑談のMYルール” 沈黙も怖くない! 会話が弾む雑談の心得はコレ!
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初対面だと気まずくなりがち。会話が続かない。沈黙が怖い……。人と対面で会う機会も増え、改めて気づく雑談の難しさ。そこで、アナウンサーや美容師として活躍している、なごませ上手な3人に、雑談時に大切にしていることを教えていただきました。三者三様のマナーは必見です。
堀井美香さんたち「なごませ上手」3名に聞いた“雑談のMYルール” 沈黙も怖くない! 会話が弾む雑談の心得はコレ!
お話を伺ったのは……フリーランスアナウンサー 堀井美香さん

☑︎ 聴くポジションに徹する
☑︎ 教えてもらう感覚で話を聴く
☑︎ 雑談の場面を把握する
雑談で困らなかったのは、聴く力を身につけたおかげ
著書『聴きポジのススメ』を発表した堀井美香さん。
「幼少期から聴くポジションが心地よかったので自然とやっていたことでしたが、書籍を出版するにあたって、改めてその大切さに気づきました。私が心がけている〝聴く〞は、相手のお話を耳だけでなく心にも入れ、質問を交えながら相手が本当に伝えたいことを理解するということ。私がここまでお仕事を続けて来られたのは、この力のおかげもあると感じています」
雑談の場で居心地の悪さを感じる人こそ聴きポジ向き。
「話題を提供しようと焦ってしまう方は、ぜひ聴きポジに徹してみてください。相手のお話をしっかり聴くことで会話を楽しむことができ、よい印象も与えます。雑談からおもしろい話や企画が生まれたりもしますよね。意味のない話からなにかを見つけるってすごく素敵なことではないでしょうか」
さらにあることを頭に入れておくことでラクになると言います。
「この会話がなんのためのものなのかというのを念頭に置いておくことをおすすめします。お店や美容室で音声が飛び交うような雑談なのか、ママ友やご近所の方と共感しながら話したいのか。ここが把握できると自然と受け答えの方向性が定まります。あとはもう聴くと決めたら徹底的に聴きポジに徹する。油断すると話すことに意識が向かってしまいがちなので、聴くことを練習しておくのも手です。つねに出せる質問をいくつか用意しておく、とにかくいろいろな方と話してみる。話す機会があまり多くない人は、コンビニの店員さんなどにあいさつをするだけでもOKです。声をかける、口を動かすことを日頃から行っておくと、いざ雑談のときに言葉が出づらい、といった状態を回避できます」
そう言いながらご自身は受け流していることも多いそう。
「ボーッとしていてあまり聴いていないときもあるんですよ(笑)。あれもこれもと前のめりに話を聴いているわけではなく、居心地のよさや空気感も大切にしているんです」
お話を伺ったのは……ギャラリーフェブ・ダンディゾン オーナー 引田かおりさん

☑︎ 沈黙を怖がりすぎない
☑︎ 噂話や批判はしない
☑︎ 笑顔を心がける
なごやかに誠実に話せば雑談が縁を運んでくる
「雑談の際は自分ばかり話さず、相手のお話に耳を傾けるようにしています。そしてリラックスできるように、笑顔を心がけています」
そう語る引田さんは、なにげない雑談から家を購入したことがあるそう。
「会話の流れで繋がった夫の同級生に連絡をとってみたところ、とんとん拍子にお話が進みました。これも雑談の場の力ですよね。わいわいと雑談しているときに自分の考えを発信することで意外なご縁と出会えたりするものです。フランスでは会話が途切れた際に〝あ、天使が通ったね〞と言うそうです。雑談の輪に加わりたいのであれば、沈黙を必要以上に怖がらずに、聞かれたことへ誠実に自分のペースでおしゃべりできればいいのかなと思います」
お話を伺ったのは……美容師 二階堂 雪さん

☑︎ 考えを先に開示する
☑︎ 同じ空間を出たら忘れるくらいの話をする
☑︎ 自分を決して取り繕わない
これからを期待しすぎず今の会話を楽しむ
職業柄一対一の雑談も多い二階堂さん。実は人見知りだと言います。
「そのうえ、沈黙が怖いタイプなので、ひたすら私がしゃべり続けます。美容室に嫌悪感を抱いている方は、実はしゃべることが苦手だったりするので、このスタイルを楽に感じてくださる人も多いようです。プライベートでも関係が浅いからこそ、おしゃべりできる場合も。距離がある分、失うものがないと思うと遠慮なく語れますし、相手も無責任に答えられるのではと感じています。最近経験したこと、悩んでいることを自分の考えを交えながら伝えるとみなさんアドバイスをしてくれます。と言いつつ、〝私、前髪切ったほうがいいですかね?〞とかいう、どうでもいいテーマが多いのですが(笑)」
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illustration:Kayo Yamaguchi edit & text:Hiroko Ishiwata web edit:Mina Ota
リンネル2024年1月号より
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