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:目先の悩みにとらわれていませんか? マキさんと考える「時産」で余裕のある暮らし
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悩みを解決するには、目の前の問題だけでなく、物事の本質を探ることが大切です。今回は、読者のみなさんのお悩みに、時産アドバイザーのマキさんが回答します。悩みが出たときは、根本の原因を見つめ直すくせをつけてみましょう。
目先の悩みにとらわれていませんか? マキさんと考える「時産」で余裕のある暮らし
目の前の問題よりも根本の原因を探って
悩みを抱えたときは、「目の前の問題だけでなく、本質を探ることが大事」とマキさん。
「家事の悩みも、便利グッズに頼るだけでは根本の解決になりません。『自分がどうしたいか』を俯瞰することで、『そもそものスケジュールを見直す』など、やるべきことが見つかります」。
さらに、問題の解決には時間がかかると覚悟しておくことも重要。「トライアンドエラーを繰り返すうちに少しずつ解決の方向へ向かえばOKと考え、長い目で捉えて」
教えて! 時産をしたい読者のお悩みにマキさんが回答 Q&A
Q.1 思春期の子どもと上手にコミュニケーションを取るには?
A1.途中で口を挟まず、黙って最後まで話を聞く
「思春期の入り口に差しかかったとき、私が心がけていたのは話を遮らないこと。学校での出来事を話してくれたときに、親が『ああ、こういうことね』と先回りして結論を出したり、余計なアドバイスをすると、子どもは『親に言っても面倒だから』と話さなくなってしまう。子どもが気持ちよく話せる状況を作っておけば、いい関係が築けると思います」
Q2.リビングに子どものものが散らかってぜんぜん片付きません……
A2.1日1回、リセット時間を設ける
「昼間は散らかっていても構わない、と割り切るのも手。その代わり、1日1回リビングを片付けるリセットタイムを設けると、昼間の散らかりも気にならなくなりますよ。ただしお母さんだけが片付けていると、『自分はやらなくていいや』と子どもは楽なほうへ流れてしまうもの。おもちゃを箱に戻す……など簡単な作業でいいので、一緒に片付けをしてみて」
Q3.掃除がしやすい家具を選ぶためのポイントは?
A3.ファブリック類を減らす
「ほこりが気になる人は、家具選びよりもまずほこりの原因となるファブリック類を減らすのが効果的。カーテンをやめてバーチカルブラインドやロールスクリーンにし、ソファは布ではなく革張りのものに。ラグやカーペット、クッションを思い切って外すのもいいでしょう。さらにものを減らすように意識すれば、掃除もぐんとしやすくなりますよ」
Q4.夜のうちにキッチンを片付けて寝たいけど、どうしても面倒で……
A4.洗い物が終わったあとのご褒美タイムを用意して
「まず、夜の片付けは誰しも億劫なもの。自分ばかりが面倒くさがりだと思う必要はありません! スイッチを入れるには、片付けが終わった後のご褒美タイムを作るのもひとつの方法です。アイスを食べる、ビールを飲む、お気に入りの入浴剤を入れてお風呂につかる……など何でもOK。片付け中、横にタブレットを置いて好きな動画を流すのもいいのでは?」
Q5.平日はいつも帰宅後がバタバタ。もっとスムーズに家事を終わらせたい
A5.タイムスケジュールを書き出してムダを見つける
「現状と理想のタイムスケジュールを書き出してみましょう。いったん可視化することで、どこかに不要な作業や、『ここは順番を入れ替えたほうがスムーズに進むな』というものが見つかるはず。何より、共働きの人がすべてをひとりでこなすのは無理! 便利なサービスに頼って外注したり、家族に任せるなど、自分で抱え込まないことも大切です」
マキさんの感想
「みなさんのお悩みを見て感じたのは『目の前の困りごとに対処するだけで精一杯なのかな?』ということ。家事、育児、仕事……と何でもそうですが、『これをやれば即座に解決できる』という魔法の手段はないんですよね。だからこそ、根本的な解決策を探ることが大事。一度そのスキルを身につければ、暮らしだけでなく幅広い分野で応用できるはずですよ」
お話を伺ったのは……

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photograph : Keiko Ichihara text : Hanae Kudo
リンネル2023年12月号より
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