LIFESTYLE
:【素敵なおうち訪問:マンションリノベ】 住み継いだ住空間を飾ると作るで楽しむ(Asamiさん宅前編)
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:素敵なおうちを訪ね、家づくりにおいてこだわったところやお気に入りのポイントなどをお聞きする連載「素敵なおうち訪問」。
今回訪れたのは、既存の間取りや味わいを活かしたマンションリノベーションを行ったAsamiさん宅。この前編では、お気に入りのキッチンやコツコツ集めたインテリア、こだわって作った洗面所を見せていただきました。
AsamiさんのおうちDATA

・間取り:2LDK 81.45㎡
・世帯人数:三人暮らし
PROFILE
Asami Itaiさん(グラフィックデザイナー・イラストレーター)、ご主人(会社員)、お子さん一人
新築やフルリノベーションのように0から1ではなく、それまでの住まいの形を活かしてリノベーションを実施。それによりコストも抑えられ、より味わいのある住空間に仕上がりました。
「住まいの形態で、できること、できないことを考えるなかでマンションリノベーションに決めましたが、物件探しは難航しました。既に住むために工事されたものを取り壊して、ということがなるべくない物件がよかったんです。今の物件は前の住人の方が住まわれている状態で内見をしたのですが、すごくきれいに住んでいらしたので、なんとなく自分たちが暮らしたときのことやどこに手を加えるかをイメージできたのが決め手となりました」
一番自分らしい場所となっているキッチン

家の中で、特にお気に入りだという場所がこのキッチン。
「もともとあったシステムキッチンがとてもきれいな状態だったので、そのまま活かして使うことにしました。自分たちで考えていたらこんなに大きいキッチンにはしてなかっただろうなと思います」

グリーンのタイルが印象的
「キッチンのミントグリーンの色に合わせて、シンプルだったワークトップの壁にもグリーンのタイルを貼ってもらいました。完成前に追加でお願いしたものですが、色合いも合っていて加えてよかったなと思っているポイントです」
キッチンの広さを活かして快適にアップデート

半円のテーブルは子どもの食事や小休憩に最適なスペース
「スペースが広い分、中にいろいろものが置けるし、子どもの食事もここで済ませられるので重宝しています。生活しながら、ここにこれがあったら便利そうだなっていうものを付け加えています。自分たちだったらやらなかった広い空間を工夫して、割と楽しく使えているのでそういうプロセスも含めて、お気に入りの場所ですね」
オープン棚でキッチンを使い勝手よく

追加したオープンな収納棚


愛用のピーターシャイアーのマグカップ
お子さんの食事や身支度のために取り付けた棚も、キッチンを使いやすくしている要素のひとつ。雑誌で見て惚れ込み、追加で買い足したというピーターシャイアーのマグカップも取り出しやすく、空間のよいアクセントになっていました。
コツコツ集めたり、作ったりでできたリビング、ダイニング
インテリアや雑貨で居住空間を作ったり飾ったりする面白さに気づいてから、お部屋がより好きになったと話すAsamiさん。
リビングスペースはコツコツ集めたり、DIYしたりして完成させたこだわり溢れる空間になっています。
味のあるヴィンテージのインテリアが印象的なリビング

「昔、蚤の市で見つけた古いけど独特の風合いがあるものを住まいに取り入れたときに、その空間の印象がグッと変わる経験をして、古いものを集めるようになりました」

デスクを設けて読書やデスクワークもできるように
「この物件の古い風合いともインテリアが合うなと感じています。リビングは子どもの成長に合わせて少しずつ使い方も変えていて、変化のあるタイミングでディスプレイも見直していますね」
お気に入りのインテリアに囲まれた心地よい空間
ダイニングの照明やチェアは暮らしのなかで、少しずつお気に入りを増やしている空間になっています。

クラゲのようなシルエットの照明
「ダイニング照明は、「Cerote Antiques」さんを訪れた際に見つけたものです。ヴィンテージ品ですが、クラゲのような形でほかとはかぶらない変わったデザインに一目惚れしました。このアイテムを迎えたことで、部屋に少しモダンなアイテムが増えるようになった気がします」
照明と同様に椅子も一期一会の出会いを大切にしながら、買い足し。

旅行先で一目惚れしたトーネットのチェア

後ろ姿もお気に入り
「石川県の旅行先で訪れたヴィンテージショップで見つけたチェアが一番新しく取り入れたものになっています。トーネットとは思えないファブリックのデザインに後ろ姿もかわいくて、予定にはなかったのですが買ってしまいました」

様々なシーンで活用されているダイニング
お気に入りのインテリアに囲まれたダイニングは、食事以外にも読書をしたり、絵を描いたりと幅広く使える場所になっていました。
真っさらなスケルトンから作り上げた洗面所
元の住まいの間取りを活かしたリノベーションでしたが、洗面所は唯一、スケルトンにして一から作った空間になっています。

「洗面所はスケルトン状態にし、洗面台も一から取り付けるなど、自分でもイメージを練って作ったスペースなので気に入っています。洗面台に棚が欲しいっていうのが強くあったので、まず棚板を取り付けてからタイルなどを貼ってもらいました」
化粧台はIKEAで購入。そこから化粧板や鏡を付け加えて好みの意匠に仕上げていきました。

ラワン材で好みの印象に
「大工さんから化粧板をラワンにするだけでも印象が変わりますよと聞いて自分たちで塗ったものに変えました。元は真っ白の洗面台だったため、これだけでも大きく雰囲気が変わったなと実感しています」

リノベ前から使いたいと思っていた丸鏡
「洗面台の鏡はリノベーションの施工例を色々と調べていた際に見つけた、秋田木工の丸鏡を取り入れたくて、フリマサイトで根気強く探し出しました。前の住まいで確保して搬入は自分たちで行ったので手間もかかりましたが、それも含めて愛着のあるものになっています」

元の住まいにあったものをそのまま引き継いだ和風の照明

Asamiさん宅は、建具や照明に元の住まいの名残を感じる箇所もあり、それが空間にいい味わいや個性を生み出していました。
一方で、子どもの成長に合わせて現在進行形でインテリアや住まいの使い方も変わっているそう。
後編では、その暮らしに合わせて変化させた点についてお話を伺ってきました >>
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photograph & text:Tsubottle
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