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:【女子旅 青森県 弘前で行きたいスポット4選】 おいしいものと手仕事、アート、建築をめぐる冬の旅
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城下町の風情が残る、青森県・弘前。レトロモダンな建造物やアート、手仕事、おいしいものがぎゅっと詰まった、女子旅にぴったりのかわいい街です。この時季はお花見にもぴったり!
地元の人がおすすめしてくれた、弘前でぜひまわりたいとっておきのスポットをご紹介します。
老舗市場「虹のマート」

まず訪れたのは、弘前駅から徒歩5分ほどの場所にある小さな市場「虹のマート」。昭和31年に創業して以来、お客さんとの対面、対話を重視した販売スタイルにこだわり、弘前の食を支え続けています。鮮魚や野菜、お惣菜、スイーツのほか、珍しい品種のりんごや筋子など津軽の旬の食材が揃い、朝から活気にあふれていて見ているだけでも楽しくなります。


15種類以上のりんごが揃い、1個から購入できる老舗りんご店「山金小山内商店」。珍しい品種ばかりですが、試食もでき、りんごの奥深さを感じます
朝8時からオープン。地元の人におすすめされたものをいろいろと買って、朝ごはんに。買ったものを食べられる無料休憩所もあるのは、観光客にもうれしいところ(オーブントースターやレンジもあり)。

揚げたてのフライがずらりと並ぶ「おかずやハマダ」。いがめんちと、納豆をはんぺんで挟んで揚げた納豆はんぺんを買って

お寿司も破格! 海鮮も豊富で胃袋が足りません

明治21年創業の「めんの店 アキモト」。カウンターで食べることができる。ほかにラーメン店も

消費量は日本一だというすじこ。塩だけで味付けした、甘口小粒のすじこはごはんのおともに。配送も(https://hamadakaisan.com)
いかを刺身にしたときに残るげそを叩いてメンチにして、野菜とともに揚げた「いがめんち」や、想像よりもずっと甘い茶碗蒸し、箸で持ち上げると切れてしまうほど柔らかいのが特徴の「津軽そば」など、ローカルフードを堪能できます。


かわいいお菓子が並ぶ「ジョージのおやつ」には、もちろんアップルパイも。隣にあるコーヒーショップ「BROTHER」で、コーヒーと一緒に食べることもできます
和菓子や洋菓子、パン、コーヒーのお店も。店内に流れるオリジナルソングや、買いもの200円につき1枚もらえるシールもどこか懐かしい雰囲気。弘前の食生活が垣間見られ、お土産を買うのにもぴったりです。
弘前こぎん研究所

次に訪れたのは「弘前こぎん研究所」。民藝運動の創始者である柳宗悦らの勧めもあり、津軽で生まれた伝統工芸のこぎん刺しを受け継いで正しく伝えていくため1942年に創立され、こぎん刺しの製造や販売などを行っています。
こぎん刺しとは刺し子の一種。江戸時代、農民たちが厳しく長い冬を少しでも快適に過ごすため、保温と補強のため、麻布に木綿の糸で刺し子を施すようになったことから生まれた技法です。

昭和初期から使われている織り機。帯は今でも手織りされているそう

現在は全国からこぎん刺しの別注を受け、バッグなどのオリジナルアイテムを製造しています
こぎん刺しは、「モドコ」と呼ばれる約40種類の基礎模様を巧みに組み合わせた、美しい幾何学模様が特徴。口頭で模様を伝えるため、梅の花や竹の節、猫の足など、似ているものから模様に名前がつけられているのだとか。


弘前こぎん研究所が入る木村産業研究所は、2004年に国の登録有形文化財、2021年に重要文化財に指定された名建築としても有名
またこの建物は、ル・コルビュジエのもとで学んだ建築家、前川國男が最初に手がけたことでも有名。踊り場の丸みを帯びた空間や、玄関吹き抜けの鮮やかな赤色の天井など、白を基調にしたモダンな建築も見どころです。


さまざまな模様のこぎん刺しがほどこされたくるみボタン。¥660〜¥990

左上からポーチ¥4,400、ミニがま口¥2,420、丸がま口¥3,520、しおり各¥550
1階の事務所では、こぎん刺しのアイテムを購入することが可能。小銭入れやポーチ、バッグなど、色柄もさまざま。どこよりも充実した品揃えで、時間を忘れてじっくり選びたくなること間違いなしです。
「喫茶室baton」

ランチには、「弘前こぎん研究所」と同じく、建築家・前川國男が手がけた弘前市民会館の2階にある「喫茶室baton」へ。目を見張るのは、弘前市出身で「青の画家」として知られる、佐野ぬいさんによる大型のステンドグラス。アートと建築を楽しめるカフェです。

baton特製ナポリタン¥1,529
オーダーしたのは「baton特製ナポリタン」。石川ベーコン、八幡平マッシュルームを使った、オーナー自慢の一皿。ベーコンと野菜の旨みが感じられる、リピーターも多い人気のメニューです。
そのほか、特製のデミグラスソースを使ったビーフシチューやハヤシライス、ボロネーゼ風パスタも人気。スパゲッティグラタンやシャクシュカなど、すこし珍しいメニューも。

五色のゼリーポンチ「青の時間」 ¥750
また、ステンドグラスをモチーフにした「5色のゼリーポンチ青の時間」は、サイダーの中に5色の色鮮やかなゼリーが浮かぶデザート。ぜひステンドグラスと一緒に写真を撮りたいひと皿です。
もともとコーヒーと紅茶の専門店だったというこのお店では、20種類以上のハンドドリップで丁寧に入れたオリジナルコーヒーや弘前ならではのりんごジュースもおすすめ(ドリンクは¥429プラスでセットにもできます)。

店内には奈良美智さんのアートも飾られ、名建築のなかでアートを眺めながらおいしいごはんやお茶を楽しめる、贅沢な空間です。
弘前れんが倉庫美術館

最後はアート鑑賞。赤レンガの建物が印象的な、弘前れんが倉庫美術館です。明治・大正期に酒造工場として建造され、戦後は日本で初めてのシードル(りんごのお酒)造りが行われていましたが、2020年に美術館として開館。建築家の田根剛さんが「記憶の継承」をコンセプトに改修しました。

奈良美智《A to Z Memorial Dog》2007年 弘前れんが倉庫美術館蔵 ©︎Yoshitomo Nara
美術館になったきっかけは、2000年代に弘前市出身の美術家、奈良美智さんの展覧会が3度にわたって開催されたこと。奈良さんが展覧会を支えた人たちに感謝の気持ちを込めて制作し、寄贈した《A to Z Memorial Dog》がエントランスに展示されているほか、建築の魅力を生かした国内外のアートをはじめ、弘前・東北地方の歴史や文化と向き合う同時代の作品を収集、展示しています。
杉戸洋展:えりとへり / flyleaf and liner

インスタレーション《えりとへりのための小屋》。杉戸さんの作品から着想を得て、服部さんがデザインした8種類のポスターが壁紙に

制作の価値が垣間見られる《えりとへりのテーブル》
現在開催されているのは、学生の頃から奈良美智さんと親交のある画家・杉戸洋さんによる展覧会「えりとへり / flyleaf and liner」。小さな家や船、果物、木々、雨粒といった、私たちの身近なものや自然をモチーフに、線や幾何学的な図形とともに、繊細かつリズミカルに構成。みずみずしい色彩で描いています。
タイトルの「えりとへり / flyleaf and liner」は、洋服の襟や物の端っこのこと。主役じゃないけれど、それがあるのとないのでは見え方が変わる、そんな存在に目を向けて大事にしたいという杉戸さんの思いが込められています。

服部一成さんの《かみのねこ》が、美術館のあちこちに
また、美術館のロゴマークのデザインを手がけている、グラフィックデザイナー・服部一成さんとコラボレーション。前の展覧会のために塗られたピンクの壁や、100年前に建てられた当時からのコールタールの黒壁などを生かした空間で見られるのは、この美術館ならでは。杉戸さんの作品が一層際立ち、すばらしい展覧会でした。最終日の5月17日には、杉戸さん、服部さんによるクロージングトークもあるそう。
コレクション展も充実!

奈良さんと杉戸さんのコラボユニット、シャギャーンによる作品も。左から、シャギャーン(奈良美智+杉戸洋)《「スパイダー」のためのスケッチ》 2004年 杉戸洋氏蔵、シャギャーン(奈良美智+杉戸洋)《無題》2004年 杉戸洋氏蔵
「コレクション展 2025-26」では、杉戸さんと奈良さんのユニット、シャギャーンによる特別出品のほか、作家が北の土地へと足を運び、自然や人々との出会いから生まれた作品、あるいは今いる場所から北へと思いを巡らせた作品を紹介。
雨宮庸介さんのりんごをテーマにしたインスタレーションや、奈良美智さんが祖父


奈良美智さんの作品のほか、高校時代に仲間と共に作り上げた、弘前市内にあったロック喫茶を再現した「JAIL HOUSE 33 1/3」(通称:サーティースリー)

雨宮庸介さんによる、りんごの彫刻のインスタレーション。《H&T.A,S&H.B&W(ヒール&トゥー、アップル、ストーン&ヒューマン、ブラック&ホワイト)》2022 弘前れんが倉庫美術館蔵

弘前出身のアーティスト、斎藤麗さんによる、《ニューボーン・フォッシル(生まれたての化石)》2021 弘前れんが倉庫美術館蔵
カフェとミュージアムショップもチェック!

「cafe & shop BRICK」は、隣接する別棟に。広々としたカフェの奥には、「A-FACTORY 弘前吉野町シードル工房」が併設されていて、りんごのお酒、シードルのタンクがずらりと並び、ここで醸造されています。

シードル3種飲み比べ¥1,800

りんごの形をした「BRICKアップルパイ」¥900
青森産の食材を使った「奥入瀬ガーリックポークとりんごのカレー」やベーグル、ピザのほか、アップルパイやりんごを使ったパフェなどのスウィーツなど、メニューが充実しています。

ショップはオリジナルグッズをはじめ、奈良美智さんのグッズ、こぎん刺しなどの工芸品、弘前ならではのアイテムも揃います。旅のお土産探しにもぴったりです。
Tel:0172-32-8950
営:3月〜11月 9:00〜17:00、12月〜2月 9:30〜17:00
火曜定休(祝日の場合は翌日に振替)、年末年始
こちらもチェック!
photograph & edit & text :Mayumi Akagi
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください
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