香りも食感もおいしい！ いかとセロリの両面焼きそば【レシピ・真藤舞衣子さん】

必要な食材を工夫してしっかり食べて元気に

「毎日食べるうえで大切なのは、お通じを促し、不要なものを溜め込まないこと。暑さで疲れがちな夏は、特に心掛けるべき」と料理家の真藤舞衣子さん。

「野菜に加え、良質のタンパク質が必要です。鶏肉は冷えや貧血、ビタミンBが豊富な豚肉は代謝アップに効果的。植物性タンパク質がとれる豆類もいいですね。塩麹などの発酵食品や食物繊維を多く含む食材も助けになります」

また、食べたくなる工夫も大事。
「彩りのよさや食感のメリハリ、夏らしいフレッシュな味わいや香り、香味野菜やスパイスなどによる風味づけなど、ちょっとしたことでしっかり食べられますよ」

今回紹介するレシピも、おいしさを五感に訴えるものばかり。ぜひ、お試しを。

いかとセロリの両面焼きそばのレシピ

パリッと丸く焼いた麺に、いかのうまみが溶け込んだあんがマッチ。麺を両面、触らずにじっくりと焼くのが、おいしさの秘訣です。

●材料（2人分）
中華麺（生麺）…2袋
ごま油…大さじ1
いか…1杯
セロリ…1本
にんにく…1かけ
しょうが…1かけ
塩麹…大さじ1

水溶き片栗粉
片栗粉…小さじ1
水…100mL

太白ごま油…大さじ1
あらびき黒こしょう…少々

●作り方
1.いかは足とわたを引き抜いて軟骨を取り除く。胴の皮を剥ぎ、斜め格子に細かく切り込みを入れ、足とともに食べやすい大きさに切る。

2.セロリは筋を取って、斜め薄切りに、にんにくはみじん切りに、しょうがはせん切りにする。

3.フライパンにごま油を熱し、中華麺1袋を丸く整えて入れ、ふたなどをのせ、焼き色がつくまで片面につき5分ほどじっくりと焼く。もう1袋も同様に焼く。

4.別のフライパンににんにく、しょうが、太白ごま油を入れて中火にかけ、香りがたったら、セロリを加えて炒める。①を加えてさらに炒め、塩麹、水溶き片栗粉を加え、とろみをつける。

5.器に③を盛り、④をかけ、あらびき黒こしょうを振る。

このレシピを教えてくれたのは

cooking:Maiko Shindo　photograph:Kenji Mimura　styling:Kyoko Komai　text:Kaori Akiyama　ｗeb edit & text: Liniere.jp
リンネル2018年9月号より
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