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:タイ本場の味を再現! 香り高いチキンとズッキーニのバジルこしょう炒め 【レシピ・野澤幸代さん】
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なかなかすぐには行けないけれど、せめて心は旅したい。そんな高まる旅への思いを食卓を通じて心の旅へ出かけてみませんか? 今回は、フードジャーナリスト・野澤幸代さんに思い出深いお酒のつまみになるタイ料理のレシピを教えてもらいました。片手にお酒を持ってぜひ旅を楽しんでくださいね。
タイ本場の味を再現! 香り高いチキンとズッキーニのバジルこしょう炒め 【レシピ・野澤幸代さん】
タイ料理のよもやま話

ナンプラー、グラニュー糖(ナムターン・サイ)、粉唐辛子(ブリック・ポン)、酢漬け唐辛子(ブリック・ナム・ソム)の4種が定番
“辛くて甘くて酸っぱくてしょっぱい、タイの味覚”
タイでは、屋台でも高級レストランでも必ずあるのが、調味料セット「クルアン・プルン」。ナンプラー、グラニュー糖、粉唐辛子、酢漬け唐辛子の4種が定番です。このセットを使って、各自がそれぞれ好みや体調に合わせて〝自分の味〞に仕上げるのがタイらしさ。ナンプラーや唐辛子はともかく、グラニュー糖を足すなんて、と最初は驚きました。しかもその量の多さたるや!でも、見よう見真似でタイ人の味つけを続けるとだんだんわかってきたのです。グラニュー糖は甘みだけでなく、味に深みを与え、〝辛、甘、酸、塩辛〞、この4つのバランスを取る力があるのだと。ここにこそ、タイのおいしさがあるのです。
チキンとズッキーニのバジルこしょう炒め
さわやかなバジルと粗くつぶしたホールの黒こしょうで、複雑な香りを味わえる、本場の味。
●材料(2人分)
鶏もも肉(皮なし)…1枚(250g)
ズッキーニ…1 / 2本
バジル…3~4枝
黒粒こしょう…15粒
ナンプラー…大さじ2
植物油…大さじ1/2
●作り方
1.バットに粒こしょうを入れ、小鍋の底を押しつけて粗く割る。
2.鶏肉は一口大に切る。ズッキーニも一口大に切り、バジルは葉を摘む。
3.フライパンに油を中火で熱し、鶏肉を炒める。 色が変わったら、ズッキーニ、1、ナンプラーを加えて炒め、ふたをして3分ほど蒸し焼きにする。
4.ふたを取り、強火にして汁けを飛ばし、バジルを加えてさっと混ぜる。
このレシピを教えてくれたのは

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cooking&styling&illustration:Sachiyo Nozawa photograph:yoshimi
text:Tomoko Yanagisawa
リンネル2023年9月号より
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