FOOD
:江戸時代から続く和菓子屋「初音」のあんみつ:kazumiとワヌ山の和菓子の時間
FOOD
:私、kazumiが大好きな和菓子屋さんを紹介する連載。 仲良しのワヌ山さんと楽しく紹介していきます。今回は江戸時代から続く和菓子屋・初音を訪れました。
ワヌ山
犬。口癖はワヌワヌ。ワヌ母(作者)と北陸地方に住む。甘いものに目がない。
kazumi
モデル。和菓子文化コーディネーターと和スイーツセレクトマイスターの資格を持つ。
kazumi「今回はあんみつだよ〜。しっかり甘くて幸せ♡ だけど、清涼感もあって、今みたいな暑さの時季にもぴったりだよね」
ワヌ山「あんみつ大好きワヌ〜」
下町を愛してやまない私が休日足しげく通うのが日本橋・人形町。江戸時代には芝居小屋や花柳界がこの場所で栄え、芸妓さんがお座敷の前に立ち寄っていた甘味処が、今も存在しています。私にとってはまさに!聖地のような場所なので、まずは小網神社で手を合わせてから。今回は老舗の甘味処、初音を目指しました。人形町の歴史を古くから見守ってきた初音が、とくにこだわっているのは材料選び。十勝産の小豆、伊豆諸島産の天草で作った寒天、沖永良部産の黒蜜など。良質な食材で手間暇かけて作り上げ、伝統の味を守り続けています。豆、求肥、フルーツと六味一体となって、食べ進めるごとに感じるこだわり。「うん」と大きく うなずきながら、いつの時代も来る人の心を掴んで離さない老舗の味に納得したのでした。
ツヤツヤに光る寒天と硬さと大きさを厳選した新潟のあかえんどう豆をひとすくい。程よい塩味と甘味とやわらかさのバランスが絶妙。※黒蜜は別添えも可
今回いただいた和菓子:あんみつ ¥700
小ぶりで歯ざわりのよい寒天に、滑らかで粘りのあるこしあん、豆、ひとつひとつ違った食 感が楽しい。時折はさむ軽やかな求肥と酸味のあるフルーツで、最後まで飽きることなく食べ進めることができます。
水天宮のお膝元の人形町通りにある天保8年創業の老舗店。鼓をイメージした店内の装飾にも注目。
東京都中央区人形町1-15-6
TEL:03-3666-3082
OPEN:12:00~19:00(月~金)、12:00~18:00(土、日、祝)
CLOSE:無休 ※感染症予防対策のため時短営業中
model:kazumi illustration:wanuyama photograph : Keiko Ichihara styling:Emiko Akashi web edit:Liniere.jp
※写真・イラスト・文章の無断転載はご遠慮ください
リンネル2020年10月号より
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