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:【コウケンテツさんと旅する】 糸島のゲストハウス・bbb haus(スリービーハウス)で心落ち着ける時間
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料理研究家のコウケンテツさんと訪れた福岡県・糸島にある海辺のゲストハウス「bbb haus」(スリービーハウス)。4000坪の国立公園に囲まれた雄大な自然と、センスのいいインテリアでもてなす、圧倒的な空間美。「またここに戻ってきたいですね」とコウさんが言い残した、記憶に残る宿をご紹介します。
【コウケンテツさんと旅する】 糸島のゲストハウス・bbb haus(スリービーハウス)で心落ち着ける時間
料理研究家・コウケンテツさん
旬の素材を活かした韓国料理をはじめ幅広いレパートリーを気軽に作れるレシピが人気。雑誌のほか、テレビ、SNS、YouTubeなど多方面で活躍中。
インスタグラム: @kohkentetsu
YouTube「Koh Kentetsu Kitchen」: @kohkentetsukitchen
家具の名作とともに過ごせるデザイン空間

糸島にあるスリービーハウス。70年代に保養所として建てられた施設を改築し、5組だけ宿泊できる特別なゲストハウスへと生まれ変わりました。リンネルスタッフのなかにも「いつかここに泊りたい!」そんな夢を抱く人も多い、憧れの場所です。
今回コウさんと訪れたのは、オーナー夫婦が営む福岡市にあるショップ「スリービーポッターズ」に以前から通い、自身のキッチン雑貨を揃えていたことから。「スリービーポッターズのセレクトはいつでも、色んな発見があって素敵なんです。そしてここもお店同様にどこを見渡しても、ご夫婦のセンスのよさやお人柄が見えて感動しています」。
この日コウさんが宿泊した101号室は、通称「アルネ・ヤコブセンの部屋」といわれ、北欧のデザインの巨匠アルネ・ヤコブセンの家具で統一された空間。ほかにも「ミッドセンチュリーの部屋」「アアルトの部屋」などがあり、世界的なデザイナーたちの作品とともに時間を過ごすことができます。

フリッツハンセンのエッグチェアに座るコウさん。「座り心地はもちろん、景色を堪能するために配置されたレイアウトも完璧ですね」。

宿泊者がまず通されるラウンジ。有名デザイナーによる家具が贅沢に配置されています。
360度どこを切り取っても、すばらしい建築と家具。空間を活かすインテリアに感動が続きます。国内だけでなく海外のお客様にも喜んでもらいたいと、北欧に少し和のテイストを加えたのがポイントだそう。「北欧のものと日本の作品は親和性があって、とてもまとまりやすいんです」。オーナー夫婦が作り出した空間は居るだけで感性が磨かれていくのを感じます。

小鹿田焼を紹介する店で見つけたという、大きなツボ。国内の作品も常にチェックしているという。

お散歩用にと、用意してくれている麦わら帽子。細部にまでおもてなしの気配りを感じます。
糸島の景色を堪能する、豊かな時間

部屋からつづくテラスに行くと、目の前に広がるのは美しい、糸島の海。穏やかな日本海と、白い砂浜、左右を囲んだ国立公園の雄大な自然は、しばし時間を忘れてしまうほど。「この景色があってこそ、私たちがご用意した空間が完成するんです」とオーナー。この施設だけのプライベートな空間なので、目の前にさえぎるものはありません。夕方~夜~朝と時間が移ろうごとに変わる表情は、ただ見ているだけで心がほぐれていくのを感じます。

これが日本海⁉と驚くほど穏やかな海。白い砂浜と透き通るような水と、糸島の美しい海に感動しました。

ウッドデッキから外に出てちょっとお散歩へ。贅沢なプライベート空間は、宿泊者だけの特権です。
沈む夕日を眺めながらいただく、地のもの
一息ついた私たちが案内されたダイニングルーム。景色とともに地のものを食べてほしいと、ホスト側の心配りが伝わってくる空間で最高の食事をいただきました。コース料理は、日本人シェフが厳選した、糸島産の季節野菜、玄界灘の魚介に、宮崎県産の牛肉など、九州で作られた食材をメインに使用。「お料理はどれも本当においしい。あくまで食材が主役で、それを活かすために繊細に味付けしているのが伝わってきます」とコウさん。食事中は驚きの歓声と笑顔が絶えませんでした。
ドリンクの種類が多く、メニューごとにペアリングも楽しめます。「ワインのセンスもよくて、もう感動しています。これは飲みすぎてしまいますね(笑)」。

ダイニングルームから続くウッドデッキ。食事の合間に、デッキまで出て夕日が沈む瞬間を眺めている人も。

photo : Koichiro Fujimoto
※コース内容は季節によって変わります
施設内ショップでオリジナル商品の販売も
施設内のショップスペースでは、オーナー夫婦がセレクトする商品の購入もできます。海辺のロケーションに合わせたセンスのいい商品が並び、施設内で使われている一部の備品がオリジナル商品として販売していました。


ショッピングを楽しむコウさん。この日はアウトドアで使えるナイロン製のバケツバッグを購入。

夫婦で施設をプロデュースするオーナーの石井風子さん。
出発の朝、滞在の感想をコウさんに伺うと、「空間の雰囲気、ロケーション、食事、どれをとっても最高しかないです。特に印象的だったのはスタッフさんが施設のお話をされるたびにとてもイキイキされていたこと。いかにここを愛してるのが伝わってきましたし、そんな風に働けているのって素敵なことですよね。理念が隅々まで浸透していて、それを肌で感じることができました」。次は1人で訪れてぼーっと過ごしたい、もしくは家族と来るのもいいですね、と再訪の様子を描き、楽しみにしていました。

ウッドデッキの先にあるハーブ園にて。採れたてハーブは食事にも使われています。
時折、自分を取り戻すためのリセットの拠点に。そんな場所があれば、さらに日常が彩りに増していきそうです。
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photograph:Tsugumi Meno text & edit:Liniere.jp
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