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:【防災の食料備蓄】ローリングストックで備えておきたい食品。何が必要? おすすめのものリスト
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非常食は長期間にわたって保存が可能ですが、定期的に確認しなければ、災害が起きたときに賞味期限が切れていた……というおそれも。今注目されている「ローリングストック」は、普段の生活に備蓄を取り入れられるので、気軽に管理・防災対策ができるのがポイント。いつも食べている食料のストック・買い足しで、もしものときに備えましょう。
そもそも「ローリングストック」って?
ローリングストックとは、普段づかいの食品を少し多めに買い置きしておき、賞味期限が近いものから消費して使った分だけ買い足すことで、常に一定量の食料を家にストックしておく備蓄方法。日々の生活の中で消費と購入を繰り返すことで備蓄品の鮮度を保つことができ、フードロスを防げるのが特徴。いざというときでも慣れた食生活を送ることができます。
ローリングストックの3つのメリット
①食品の量や賞味期限が自然に把握でき、管理が楽
防災バッグの中に備蓄した保存食。賞味期限が長いから……とそのままにしていて、うっかり期限が切れていたということはありませんか? ローリングストックの場合は、古いものから消費して減った分を買い足せばいいので、シンプルでわかりやすく管理可能。食料をムダにしにくくなります。
②災害時でも普段の食事に近い食品が食べられる
日頃からスーパーで買っている慣れ親しんだ食材をストックしておけるので、非常時でもいつもの食事に近いものが食べられるというのは安心できるポイント。非常食を食べ慣れていないお子さんや、お年寄りの方なども、災害時のストレスが軽減するかもしれません。
③お財布に優しく、手軽にできる
特別なものを用意するわけではないので、新たにお財布に負担がかかるわけではないというのも、物価高が気にかかる昨今においては重要なところ。今家にある食料を新たに買い足して、古いものから使い始めれば、すぐにストックを始めることができます。
ローリングストックのポイント
①ストックは14日分を目安に

地震が起きて、在宅避難を選択すると、物資の補給は当分受けられないと覚悟して。備蓄は余裕をもって14日分を目安に準備しましょう。食事は防災食ではなく、レトルトごはん、レトルトパスタソース、レトルトカレー、米、パスタなどのローリングストックがおすすめ。カセットコンロとボンベもマストです。

水は生活用水を含めて一人一日3リットルが基本です。
②非常食と並行して備蓄
備蓄は、保存期間が長い「非常食」と、保存期間は短めだけれど普段から食べている「日常食」を合わせるのがおすすめ。保存期間が短いものは、日頃から手に取りやすい場所に収納して管理。「非常食」は防災用の備蓄として別の場所に保管しておくとわかりやすいです。
<日常食>
日常的に食べていて、災害時にも食べられるもの。6か月~2年と保存期間が短めなので、ローリングストックを実践しましょう。
<非常食>
非常時の備えとして用意し、主に災害時に食べられるもの。3~5年と保存期間が長めですが、半年に一度はチェックをしましょう。
③そのまま食べてもおいしい、食べ慣れたものを

ドライフルーツやサバ缶、フルーツ缶など普段から食べ慣れているものをストック。
「調理せずそのまま食べておいしいものを選び、ローリングストックしています」(シンプルライフ研究家・マキさん)
ペットがいる方は…
ローリングストックにおすすめのアイテム
備えるべき7つの食品
レトルト食品やロングライフ紙パックの食品、お菓子などが備蓄に向いています。
料理研究家で、食品ロス削減アドバイザー、防災士として活躍する島本美由紀さんのおすすめアイテムはこちら。
1.飲料水
2.主食
3.缶詰・瓶詰
4.レトルト・フリーズドライ
5.調味食
6.お菓子
7.冷凍食品(家族人数 × 7日分が目安です)
無印良品グッズで備える!


シンプルなデザインで普段から使いやすく、機能的なアイテムが多い「無印良品」グッズ。防災収納インストラクターでムジラーでもある松永りえさんに、ローリングストックにも便利なおすすめの無印の食品などをピックアップしていただきました。
ローリングストックの収納アイデア
ローリングストックは、あくまでも日頃から使用している食料を少し多めに用意し、非常時にも役立てるというもの。防災リュックに入れる非常食とは別に考えて、普段から手に取りやすい収納場所で管理することがポイントです。暮らし上手な2名の収納アイデアをご紹介します。
キッチンワゴンで取り出しやすく

ブロガー&整理収納アドバイザーのcoyukiさんは、食器棚下のスペースにイケアのワゴンを使って収納。「頻繁に使うコーヒーグッズは、かがまず取り出せる一番上に。下段はローリングストックしている缶詰やミネラルウォーターです」
ホワイトボードで賞味期限を把握

整理収納アドバイザーの七尾亜希子さん宅の防災備蓄は玄関から近いクローゼットに。
保存食や缶詰、水などはローリングストックで備蓄。ホワイトボードにそれぞれの賞味期限を書いておくと便利です。
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