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:【女子旅 ラオス】 実は大人も子どもも楽しめる! 小さな世界遺産の街・ルアンパバーン基本情報|エッセイスト柳沢小実さんのラオス旅行記 第1話
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リンネルの創刊から誌面を一緒に盛り上げてくれている、エッセイストの柳沢小実さん。旅行がライフワークで、旅に関する著書も多い小実さんが、世界遺産の町ラオス・ルアンパバーンに行ってきました。
今回は、三年連続で年末にゆっくり滞在しているという、小実さんならではのラオス旅の楽しみ方や定番スポットを教えてもらいました。
ラオスの旅について綴ってくれるのは…
なぜラオスへ?
昨年は、タイ、台湾と旅してきて、これから年末年始に滞在したラオスのルアンパバーン編がスタートします。
ルアンパバーンは、ここ三年連続で年末年始に訪れている場所。3日もいれば十分といわれるくらいの小さな町に、なぜ遠路はるばる通いつづけているのか。ルアンパバーンの素敵なところをお伝えしながら、ひもといていこうと思います。

世界文化遺産の町、ルアンパバーン。自然豊かなマウンテンリゾートで、ごはんの美味しさとのんびりすごせるところが肌に合って、毎回1週間ほど滞在しています。
ラオスへ行くことにしたのは、ここ10年以上アジアの同じ国(*台湾・マレーシア・ベトナム・タイ・香港など)をくり返し訪れているので、行先をすこしズラして、未訪の国へ行ってみたいという狙いもありました。
ラオスに関する書籍やガイドブックによると、北部に世界文化遺産に指定されたルアンパバーンという古都があって、その近郊の街では気球にも乗れるそう。気になる!!
ワクワクしながら村上春樹氏のエッセイ「ラオスにいったい何があるというんですか?」を読み返したものの、具体的な情報は得られず、とにかく飛ぶことにしたのです。
ルアンパバーンってどんなところ?

ルアンパバーン中心部は、メコン川とナムカーン川の合流点の東西2km・南北1kmのちいさなエリアで、徒歩でまわれるサイズ感です。
ラオスは熱帯モンスーン気候で、3月~5月上旬は暑季で30℃以上、5月中旬~10月は雨季、11月~2月は乾季で旅行のベストシーズン。
乾季になると北部の山岳地帯は日中の最高気温が30℃を下回って、すごしやすい気候になります。

仏教国で、国民の約七割が仏教徒。1975年まではラーンサーン王国の首都だったために古い寺院が多く残っており、町全体が世界文化遺産に指定されています。
そして、19〜20世紀にフランス植民地だったことも関係しているのか、フランス人観光客も多い印象です。
24年末はだいぶ客層が変わりましたが、基本的には少人数で行動する大人の旅行者が大半で、観光地ならではのストレスはあまりありませんでした。また、英語が通じる店も多くて、肌感では比較的安全。一人で旅している女性もよく見かけました。
日本からのアクセス

日本からルアンパバーンへの直行便の就航はないため、空路はハノイやバンコクなどを経由することになります。所要時間は東京からハノイ経由は約6時間+1時間(当日乗り継ぎ便がない場合も)で、バンコク経由だと約7時間+1.5時間。複数の航空会社が就航しています。
ちなみに、ルアンパバーンへ行くならば、直行便がないデメリットを逆手に取って、行きか帰りどちらかに乗り継ぎ地でストップオーバー(=途中降機。乗り継ぎする国で24時間以上滞在すること)する、二都市旅をおすすめします。これならば、一か国とそう変わらない金額で二か国楽しめるからです。
私はさらに欲張って、行きはバンコク経由で帰りはハノイ経由、1フライト足して三都市旅にしていました。また、入国するほどの時間がなくても、トランジット時に乗り継ぎの空港内でごはんを食べるだけでも十分お得感がありますよ。

超コンパクトなルアンパバーン国際空港へ着いたら、空港から町までは車で約10分。だから、直行便はなくてもアクセスはとびきりいい。飛行時間は韓国や台湾などと比べると長めですが、旅先としては一人旅からお子さん連れまで、幅広い層に向いているように感じます。
どういうホテルがよいか

ルアンパバーンは、景観の保存のため大規模ホテルの建設が規制されているそう。そのため、アットホームな雰囲気の小規模なホテルが多め。保存建築に指定されている建物が使われていたりもするので、こだわって探してみる価値ありです。
また、コテージに天蓋付きベッドが置かれていたりと、バカンス気分も満点。観光名所が多くないので、朝ごはんをゆっくり食べて、食後はお庭を散歩したりと、ホテルですごす時間も楽しんでいます。

旅では圧倒的に「今」に向き合えることが醍醐味です。遠い空の下で、これからの生き方に思いを馳せたり時にメランコリックになったりもしますが、アウェイな状況でよりよいチョイスを重ねていると、生きているという実感を得られます。そのシンプルさが私を旅に駆り立てるのでしょう。
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text & photo : Konomi Yanagisawa
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