北欧
:北欧スウェーデンのおやつ時間「FIKA」にまつわる話 Vol.10「ハート型ワッフル」
北欧
:
リンネル本誌で連載中の北欧のお菓子のお話。定番のレシピやストックホルムにある一度は訪れてみたい素敵なカフェの情報を、スウェーデンのイラストレーター、ティナ・バックマンさんのイラストとともにお届けします。今回はティナさん思い出の味、スウェーデンの「ハート型のワッフル」をご紹介します。
北欧スウェーデンのおやつ時間「FIKA」にまつわる話 Vol.10「ハート型ワッフル」
スウェーデンのワッフルはハート型
ティナさんの思い出

(左上から)våffeljärn/ヴォッフェルヤーン/ワッフル焼き器、våfflor/ヴォッフロール/ワッフルの複数形
私は、母のお手製のワッフルが大好きでした。私が育ったエレブルーという町に、ワッフルミックスを作る会社があったこともあり、ワッフルはとても身近な存在でした。一番好きなのは、ホイップクリームとベリージャムのワッフルで、お昼ごはんはもちろん、両親が忙しい日には夕飯がワッフルという日もあったほどです。スウェーデンでは、ワッフルはデザートではなく、食事として食べることが多いです。ときには、ほうれん草とチーズを乗せたりもします。
ワッフルの日 Våffeldagen

ワッフルデーが3月25日になったきっかけは、聖母マリアがイエスを身ごもった「マリア受胎告知の日」にちなんでいます。その日をスウェーデン語で「Vårfrudag/ヴォルフルダーグ」と言いますが、その発音がVåffeldagen/ヴォフェルダーゲン/ワッフルデー」に似ていることから、この日になったと伝えられています。
ワッフルのレシピ
各家庭に必ずあるワッフル焼き器を使い、バターや小麦粉といった常備している材料だけで簡単に作れます。子どものいる家庭ではおやつの定番です。
●材 料
※スウェーデンの計量カップは1dL/デシリットル(100mL)が一般的
バター…100g
小麦粉.…4dL
ベーキングパウダー…1と1/2dL
塩…小さじ 1/2
たまご…2個
牛乳…5dL
パウダーシュガー…好みで
●作り方
1.バターを温めて柔らかくする
2. ボウルに小麦粉、ベーキングパウダー、塩を混ぜ合わせる
3. 上記の生地に、たまごと牛乳を加え、滑らかになるまで攪拌する
4. 上記の生地に、柔らかくなったバターを加えてよく混ぜる
5. ワッフル焼き器を温め、バターを塗る
6. 生地を流し込み、いい焼き色になるまで焼く
7. 焼けたワッフルにパウダーシュガーをふるう
8. ジャムや生クリームを添えると豪華になる
おすすめのストックホルムのカフェ
カフェ・ヒムラバルベット

ストックホルム市内を見渡せる丘の上に建つ18世紀の天文台にあるカフェ。かつて洗濯室だった小屋がカフェ&レストランとして使われている。春から秋はガーデンでも食事が楽しめ、音楽イベントも開催される。人気メニューは焼き立てのパリパリしたワッフル。サーモンをのせれば食事として、生クリームやジャムをのせればデザートとして味わえる。
※取材&photo: ブルセリド由香



イラストを描いたのは……ティナ・バックマンさん

ティナ・バックマン
フィーカにまつわるおすすめ記事
illustration :Tina Backman text : Yuka Bruselid&Sachiko Imaizumi edit : Sachiko Imaizumi web edit:Riho Abe
リンネル2023年5月号より
※画像・イラスト・文章の無断転載はご遠慮ください
おすすめ記事 RELATED ARTICLES
Recommend
SNAPRanking
DAILY
/
WEEKLY






































