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今日はがんばったからあそこに行こう! 麻生要一郎さん新刊『僕が食べてきた思い出、忘れられない味 私的名店案内22』発売 今日はがんばったからあそこに行こう! 麻生要一郎さん新刊『僕が食べてきた思い出、忘れられない味 私的名店案内22』発売

リンネル編集部
麻生要一郎さんインタビュー『僕が食べてきた思い出、忘れられない味 私的名店案内22』

料理家・エッセイストとして活動する麻生要一郎さんの新刊『僕が食べてきた思い出、忘れられない味 私的名店案内22』が発売! 麻生さんが生まれ育った街・水戸から東京の名店までの飲食店を妙味のある文章で丁寧にお届けします。お腹も心も満たしてくれる一冊を片手に、ぜひ休日やがんばったご褒美に足を運んでみて!

目次
  1. つい毎日行って食べたくなる、地道にやっているお店が好きです
  2. 新著『僕が食べてきた思い出、忘れられない味 私的名店案内22』
  3. お話を伺ったのは……麻生要一郎さん

つい毎日行って食べたくなる、地道にやっているお店が好きです

かつて新島にあった伝説のカフェ+宿「saro」の主人として、日々旅人たちのお腹を満たしてきた麻生要一郎さん。現在は東京で料理家・エッセイストとして活動。食をまんなかに、パートナーや仲間との暮らしを綴った著書のファンは多く、人気を集めています。

そんな麻生さんの気になる最新刊が『僕が食べてきた思い出、忘れられない味 私的名店案内22』。生まれ育った街・水戸の思い出のお店から、東京の名店まで。こよなく愛する飲食店を、妙味のある文章で丁寧に案内。ただ流行りのお店を紹介するグルメガイド本とは、一線を画しています。

「外食というと、どうしてもお酒がすすむように塩分を高くしたり、ひと口目のインパクトを重視したり。そういうお店も食べておいしいなぁとは思うんだけど、一度行くと、足が遠くなっちゃうんですよね。やっぱり僕が好きなお店は、ずっと食べたくなる味。もちろん実際には難しいけれど、いろんな状況が許すならつい毎日行きたくなる、地道にやっている店を選んでいます」

するとむべなるかな、何代も続く老舗のお店が多くなるけれど、まだできて数年、というところも。なべて共通しているのは、店主の顔がしっかり見えているということ。
「だけどお店の人がでしゃばりすぎず、おいしいものを、自分の得意とするものを食べてほしい、という思いがきちんとある。それが僕にとっては大事な気がします」

そしてここ、となればずっと通い続け、お店の人ともなじみの関係に。ただ今回紹介するにあたって改めてお店側のストーリーを聞くと、なるほど、と答え合わせのようなことがたくさんあったといいます。
「毎回、快適に食事ができていたけれど、それぞれのお店の気配りとか、調整力とか。特に今は食材の値上がりなどたいへんな状況の中でもすごく努力して、誠実にやっている気概があってこそなんだなと。それを知ると、ますます好きになる。お店の人とも距離が近くなりますし、ちょっと仲間、みたいな。そういうのがうれしいですね」

そして読んでいると、自分もなじみの店を持ちたくなるのでした。
「今日はがんばったからあそこに行こう! となって、そこでお店の人と会話をして。友だちと会うのとはちょっと違う、絶妙な距離の心地よさを、改めて感じて。毎日の生活の力になってくれています」

次のページ新著『僕が食べてきた思い出、忘れられない味 私的名店案内22』

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