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:人間関係が好転する 【気がつく人から気が利く人へ】 気づかいの積み重ねで生きやすい人生に!
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気がついているけれど、声がけができず何もできない。誰も見ていないからまあいいや、とやり過ごしてしまう……。そんな自分を変えて、自分も相手も心地よくできる「気が利く人」になりませんか? 今回は、ちょっとした気づかいの積み重ねでより生きやすい人生になるヒントをシーストーリーズ代表取締役の川原礼子さんに教えていただきました。
教えてくれたのは……川原礼子さん

暮らしのなかでこんなことありませんか?
□ 気がついたのに声をかけられなかった
□ ついついおせっかいしすぎてしまう
□ ちょうどよい一言が見つからない
→ 自分がされてうれしいことを相手にもして「気が利く人に」
ちょっとした気づかいの積み重ねが人間関係を好転させて、より生きやすい人生に
困っていそうな人を見つけたので、声をかけようかと思っているうちに通り過ぎてしまった」「電車で席を譲りたくても、なんとなく声をかけづらい…」。こんな経験をしたことがある人は多いかも。

しかし、ちょっとした気づかいができる「気が利く人」と、気づいていてもできなかったり、鈍感な人とは、人生で大きな差がつきます。「気が利く人」には、自然と人が集まるし、意見を求められる存在になります。身近な人との関係も、気づかいが表現できるだけでうまく回ることが多いのです。では、どうすれば、心の壁を取り払って、気が利く人になれるのでしょう。
「気づかいの軸は、『自分が人にされてうれしかったこと』をするということです。誰でも、今まで多くの人から気づかいを受けて育っているはず。それを思い出しながら、まわりの人に接することです。逆にいうと、マナー本に書かれていることでも、ピンとこないことならやらなくていいのです」

まず自分の心の中にある、「恥ずかしい」「断られたら」など、気づかいの前に立ちはだかる壁を取り払うこと。そして、もうひとつ、気づかいが「おせっかい」にならないよう、相手の心にもある壁を尊重すること。 その2つができれば、ままらないことも多い人間関係を改善し、これからよりよく生きる道しるべになるはずです。
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text:Ema Tanaka illustration:Kayo Yamaguch
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「日本人は、見知らぬ人に声をかけるハードルが高いうえ、目立つことはしにくい、という背景があります。せっかく気づいていても、それが気づかいとしてうまく表現できないのです」