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菊池亜希子さん「野菜はもう“選ばない”が私のルールです」 【『whole』発行記念インタビュー】 菊池亜希子さん「野菜はもう“選ばない”が私のルールです」 【『whole』発行記念インタビュー】

菊池亜希子さんインタビュー

スープブランド「野菜をMOTTO」との取り組みで、菊池亜希子さんが再び編集長に! 『菊池亜希子ムック マッシュ』(小学館)以来の責任編集を務めたマガジン『whole』が4月に配布開始されました。今回はそれを記念したインタビューをお届けします。

目次
菊地亜希子さん「野菜はもう“選ばない”が私のルールです」インタビュー
  1. 今回のマガジンづくりを振り返って思うこと、
    菊池さんの“野菜”との付き合い方
  2. 最近の息抜き方法は、読書!
  3. 菊池さんにMOTTO質問! Q&A
菊池亜希子さん責任編集whole

『マッシュ』以来、久しぶりの編集長就任!

『マッシュ』以来久しぶりですが、今回のマガジン作りを振り返って何か変わったところは?


良くも悪くも興味の方向性は変わっていないのを実感しました。『マッシュ』の頃と今とではSNSの普及もあり、情報との接し方が変わるなか、紙で作る意味を自問自答しました。でも情報が溢れているからこそ、ぎゅっと煮込んで紙にしてみたくて。人生や生活にものすごく役立つわけじゃないけど、ちょっと立ち止まって読むことで、心のゆとりが生まれるような存在になったらいいなと思っています。


野菜スープのブランドですが、菊池さんの野菜との付き合い方を教えてください。


日常的に食べるものなので一番近いスーパーでもよく買いますし、余裕があるときは生産者さんから直接仕入れている八百屋さんで、量り売りで買ったりします。スーパーで買うときに意識しているのは「選ばないようにすること」。よい野菜の見分け方などがテレビでやっていたりしますが、野菜を作っている方に話を聞くなかで、スーパーに並べられているものはすでにいろいろな規格で選ばれているもの。そこからさらによいものを選ぼうとする根性をもうやめよう、と思って(笑)。やはり本能的によさそうなものに手が伸びてしまうのですが、その度いやいや、と思って素直に手前から取るようにしています。


「手前取り」ですね。

そうです。残ったものは廃棄されてしまいますもんね。

菊池亜希子さんインタビュー

最近の息抜き方法は、読書!

ブランド「野菜をMOTTO」に「息抜きをしながら毎日をもっと楽しくする」というメッセージがありますが、菊池さんの最近の息抜きの方法は?


最近ようやく読書をする時間が取り戻せました。久しぶりに読めた小説は、夫が積読していた山本文緒さんの最後の長編『自転しながら公転する』。読み終わった後に、自分がちょっとだけ変わったような感覚を覚えて。主人公の未熟さがまるで自分のようで、考え方が利己的で自分軸でしか考えられないところもすごく刺さって。夢中で読んで、泣くような場面じゃないのにうわ〜って涙が出ました(笑)。子育てしていると忙しくてなかなか時間が取れないですが、大変なときこそ、仕事や家事とは別軸で小説を読み進めるのってとてもいいなと改めて思いました。本を開けば一瞬で飛び込めますから。


すごく読んでみたくなりました。


ぜひ。一人時間になってもつい家事をしたりしちゃうけど、片付けよりも夢中になる時間を持てたことで、自分を取り戻すきっかけになったなと思います。


菊池さんにMOTTO質問!
Q&A

菊池亜希子

Q.「野菜をMOTTO」で一番好きなスープはどれですか?

クラムチャウダー、ミネストローネ、グリーンカレー。グリーンカレーは豆がいっぱい入っていて、ご飯にかけて食べています。常温保存なのも便利で、ワンオペになっちゃう友達に出産祝いに結構買いました。


Q.スープはご自身でも作りますか?

原稿や編集作業に追われているときは栄養が偏りがちなのですが、あったかいスープがあれば生きていける!というのが持論です(笑)。隙間時間で大量にスープを作るのが習慣。ふだんの食事でも汁物は必ず作るようにしていて、口にすると食べる準備ができる気がするし、急いでいるときもグッと飲み干せますし(笑)。


Q.今回の『whole』で訪れた静岡、街のお気に入りを教えてください。

静岡は、さくらももこ先生の描いた世界観のような“のんきな街”という印象でした。私、『ちびまる子ちゃん』が大好きなんです。静岡駅付近の裏エリアではおしゃれな古着屋さんやパン屋さん、お花屋さんも見つけました。古着屋さんに聞いて入ったピザ屋さん「アンアン」がすごく美味しかったです。

菊池亜希子さんインタビュー

野菜をMOTTO公式HP

ブラウス¥40,700/ミュラー オブ ヨシオクボ(ミュラー オブ ヨシオクボ)、ジャンパースカート¥27,500/ヒューマンウーマン(ヒューマンウーマン)、ネックレス¥38,500/カフカ(ハルミ ショールーム)、リング¥8,800、ピアス¥18,700/ともにチェリーブラウン(チェリーブラウン)

photograph:Miho Kakuta styling:Kaho Yamaguchi hair & make-up:Tomoko Takano text:Miho Arima
*写真・文章の無断転載はご遠慮ください

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