FASHION
:【エッセイスト柳沢小実さんのタイ旅行記 第6話】 バンコクのおしゃれさんと今気になるセレクトショップ
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:リンネルの創刊から誌面を一緒に盛り上げてくれている、エッセイストの柳沢小実さん。旅行がライフワークで、旅に関する著書も多い小実さんが、今とっても夢中になっているのがタイ。この夏、3週間の滞在を経て新たに見つけたタイの魅力を、発信してくれます。
【エッセイスト柳沢小実さんのタイ旅行記 第6話】バンコクのおしゃれさんと今気になるセレクトショップ
タイの旅について綴ってくれるのは…
バンコクっ子のおしゃれ感覚

バンコクは地元の人はもちろんのこと、世界各国からの観光客も溢れている街。強い日差しにより目に入るものすべてがヴィヴィッドに映り、カラフルな服をまといたくなる。自己肯定感が高くハッピーで、ポジティブにファッションを楽しんでいる人たちから刺激を受けています。
街では「H&M」「ZARA」「ユニクロ」をはじめとした海外のファストファッションに身を包んでいる人が多い印象で、それがバンコクっ子にとっての“手が届く、ちょっといいもの”なのだそうです。
ファッションにお金をかける人は、ハイブランドのロゴ入りアイテムなどわかりやすいものを選ぶ傾向があり、かけない派の人は古着や市場、「Union Mall」や「Platinum Fashion Mall」などのファッションビルやネットで買ったものでコーディネート。ヴィンテージを扱う小さな店が集まるショッピングセンター「Bangsue Junction」や「シーナカリン鉄道市場」、Instagramのショップなどで、センスのいい古着が手に入ります。

好まれるファッションの傾向は“清潔感”で、Tシャツにもアイロンをかけたりしているよう(偉い!)。わかりやすくドレスアップしたり、インパクトのある服装がおしゃれとされているのだとか。ちなみに、タイの人は暗黙の了解でお店のクラスに合わせてドレスコードを使い分けているそうで、たとえばルーフトップバーや高級レストランなどはボディコンシャスなドレスなどでしっかり着飾った人ばかりなので、私はもっぱらカジュアル系のレストランに行っていました。
ミックスコーデのお手本①
Proud Oranicha Krinchaiさん
タイのファッションアイコンでは、常にウォッチしている人が二人います。私がSNS経由で触れたいのは、“できるだけ遠くのもの・人・カルチャー”。自分のテイストと違っていても、 “素敵だな”と感じる要素を持っている人や、“こういうのもいいな”と驚きをもたらしてくれる人に憧れます。
その共通点は、ハイブランドやストリートブランドを組み合わせて唯一無二の着こなしをしている点と、色使いの巧みさ。ミックスコーデのお手本のような存在で、彼らが取り入れているタイのブランドもよくチェックしています。
一人めは、Proud Oranicha Krinchaiさん。かつてはOlivesというアイドルグループのメンバーで、現在はファッション系のインフルエンサー/YouTuber。バンドLiptaのMVのスタイリングなども手掛ける。旅やファッションのVlogにも彼女のヘルシーな魅力が詰まっています。
ミックスコーデのお手本②
Gun(Atthaphan Phunsawat)さん
二人めは、Gun(Atthaphan Phunsawat)さん。タイドラマ界では著名な実力派俳優で、子役からキャリアをスタートして『The Gifted』『Theory of Love』『NOT ME』をはじめ、数多くの話題作に出演。特にカラフルなバッグの合わせ方を参考にしています。
今気になる
バンコクのセレクトショップ三軒
バンコクのショップはまだそんなに開拓できていませんが、気に入っているお店は何軒かあります。どこもファッションはもちろんのこと、インテリアのインスピレーションももらえます。
「LAST HOUSE ON THE RIGHT」(閉店)
Gunさんが友人と経営するセレクトショップ。2階はカフェになっていて、小物探しがてらドリンクを飲みにいっています。店内のインテリアも刺激的で、影響を受けまくり。カラーパレットに新たな色が加わりました。タイでは芸能人が自分のブランドを持っていたり、お店を経営するのはよくあることだそう。




「30_6 Selected Store」
前回登場したカフェ「a Coffee Roaster by li-bra-ry」の奥に併設されているセレクトショップ。タイのローカルブランドや海外の洋服や雑貨が並ぶ。以前別の媒体で取材した方の帽子&ファッションブランドPALINIのアイテムも取り扱っていました。



「ONION」
バンコクに住む友達が案内してくれた、エカマイにあるカフェが併設されているセレクトショップ。ベーシックカラーのアイテムが豊富で、スタジオニコルソンや日本のブランドなど、世界各国から集められた着心地のよいカジュアルな服が手に入ります。


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取材協力:タイ国政府観光庁、Yoko Sakamoto
photo & text : Konomi Yanagisawa
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