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【運のいい人】ってどんな人?「運は自分でコントロールできる」 脳科学の視点から中野信子さんが解説 【運のいい人】ってどんな人?「運は自分でコントロールできる」 脳科学の視点から中野信子さんが解説

運のいい人

「運のいい人」ってどんな人だと思いますか? 運のいい人は、生まれながらに幸運に恵まれているわけではありません。そこで今回は、脳科学者である中野信子さんに、「運がいい人」になるための考え方について教えてもらいました。

目次
【運のいい人】ってどんな人?「運は自分でコントロールできる」 脳科学の視点から中野信子さんが解説
  1. 教えてくれたのは……中野信子さん
  2. 新版 科学がつきとめた「運のいい人」
  3. 「運のいい人」に共通することって
  4. 「運のいい人」の行動パターンと考え方を見つけるといい

教えてくれたのは……中野信子さん

中野信子さん
中野信子さん
脳科学者、医学博士。2008年東京大学院医学系研究科脳神経医学専攻博士課程修了。脳や心理学をテーマに研究や執筆活動を行う。『フェイク』(小学館新書)など著書多数。

新版 科学がつきとめた「運のいい人」

新版 科学がつきとめた「運のいい人」
「運」は生まれつき決まるものではなく、その人の行動パターンによって変わるもの。「運のいい人」を脳科学的に解き明かし、「運のいい」考え方や行動パターンを習慣づける方法を掲載。(サンマーク出版)
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2/2Pages

「運のいい人」に共通することって

車で走っているとき、信号の青が続くと「ラッキー!」と思う。スーパーのレジに並んだとき、自分の並んだ列だけがスルスル進むと「ちょっと運がいい」と感じる。こんなふうに、私たちは心のどこかで運を意識しています。

では、どうしたら運はよくなるのでしょうか。運というのは、ただ身をゆだねるしかないものなのではないか、努力しても何ともできないのではないか、などと思うかもしれません。しかし、私はそう思わないのです。運・不運というのは、誰の身にも公平に起きていて、その運をどう活かすかに少なくとも人は主体的に関わっていける、というのが私の考えです。運のいい人というのは、誰にでも公平に降り注ぐ運をより多くキャッチできる人、また、より多くの不運を防げる人、あるいは不運を幸運に変えられる人でしょう。

「運のいい人」の行動パターンと考え方を見つけるといい

運のいい人

「運」というのは必ずしも、その人がもともと持っていたり、生まれつき決まっていたりするものではなく、「その人の考え方と行動パターンによって変わる」といえます。運のいい人には共通した考え方や行動パターンがあるのです。運はコントロールできるのです。「運がよくなる」考え方や行動パターンがあるなら、脳にその考え方や行動を習慣づけてしまえばあなたも運がよくなるはずです。そう、運を引き寄せる脳にしてしまえばいいのです。

いつもの行動や考え方を少し変えたからといって、急展開で運がよくなることはないかもしれません。しかし、毎日少しずつ、運をよくするための行動や考え方を積み重ねれば、今日よりちょっといい明日がきっとやってくる。そしていつか、気づけば生き方が変わっている、と同時に運が味方をしてくれるようになる。そう私は確信しています。

次回以降は、運がいい人に共通する習慣を紹介していきます。


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text:Chie Sakuma illustration:Toshinori Yonemura

リンネル2024年3月号より
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