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:【今日の一養生 7月13日】 経絡について:漢方養生で毎日上々!
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少しずつ積み重ねていくことで、体も心も健やかになれるだけでなく自分を好きになれるのが漢方養生。漢方養生とは春夏秋冬、朝昼晩、自然に沿った暮らしをすること。山梨県で鍼灸院を営む夫婦のユニット、moxies(モクシーズ)さんに教えてもらいました。毎日更新しますので、琴線に触れるものがあれば実践をしてみてくださいね。
7月13日
経絡について
本日は、東洋医学の経絡(けいらく)について簡単に紹介したいと思います。
東洋医学では、肺、大腸、胃、脾、心、小腸、膀胱、腎、心包、三焦、胆、肝という12種類の内臓が、“気”をつくり出して体を動かしていると考えます。
経絡は、そのエネルギーが、体を巡るときに通るルートのことを指します。
経絡は、上記12種類に加えて、特殊な流れの8種類や、
ほかにも絡脈(らくみゃく)や孫脈(そんみゃく)と呼ばれる枝分かれした細かいルートがあるとされています。
経絡は目には見えませんが、いわば各地を結ぶ電車の路線や、地下鉄のようなものと言ってよいでしょう。
私達が日々鍼灸の治療を行うなかでも、経絡理論が「体の中にある繋がりを示している」ことは、とても興味深いポイントだと思います。
例えば、胃腸などに痛みや不快感があるとき、普通は薬などを用いないと、慢性化した症状はなかなか改善されません。
しかし、経絡理論などを参考に、患部と繋がっているとされる経絡のツボを選んで刺激をすると、これらが改善される場合があります。
自然やほかの生き物との繋がりがあるように、私達の体の部分は、ほかの場所との繋がりがあるのです。
東洋医学的な鍼灸を受けると、今まで知らなかった体の繋がりに気がつくかもしれません。
明日は、経絡とツボの関係についてお伝えさせていただきます。
今日もよい一日をおすごしください。

PROFILE
moxies(モクシーズ)/2014年結成の鍼灸師のユニット。山梨県と長野県にある鍼灸院での治療を主軸にお灸のセルフケアワークショップや勉強会などを不定期に開催。手軽にセルフケアをできるお灸アイテムの開発や漢方薬局とコラボした漢方茶の制作、古材を使用したよもぎ蒸しスツールの開発など、精力的に活動している。
illustration:moxies edit:Nao Yoshida
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