HEALTH

【更年期対策】 30代後半~50代までの月経や体の変化をチェックして、更年期を迎える前に心づもりを。 【更年期対策】 30代後半~50代までの月経や体の変化をチェックして、更年期を迎える前に心づもりを。

今知っておきたい
「更年期」にまつわる正しい知識4選

いずれ訪れる更年期をスムーズに迎えるために、正しい知識を手に入れて、準備をしておきましょう。

① 30代~40歳ごろの更年期に似た症状はほぼ自律神経失調症

30~40代の女性は、結婚や妊娠、子育て、仕事など人生のなかで選択肢が多く、それらを両立しようとがんばりすぎてしまいます。仕事も10年続けていれば責任も増えますし、妊活する人もいるでしょう。
その年代で起こる汗やほてり、憂鬱などは、更年期症状に似ていることから「プレ更年期」と呼ばれていますが、ほとんどが自律神経失調状態です。
更年期の女性ホルモンの変動によるものではなく、ストレスが直接的に脳の視床下部に影響を及ぼし、自律神経の調整がうまくいかなくなっていることが原因です。生活でのタスクの多さがストレスとなり、自律神経が乱れることで、心と体にさまざまな不調を引き起こしてしまうのです。

② 43歳くらいになったらそろそろ更年期に入る心づもりを

更年期というのは閉経前後の10年間を指すので、閉経してみないとスタートがいつからなのかはわかりません。ですので、一般的に40代のなかば、43歳ごろになってくると、「もう卵巣機能がゆらぎ始めてもおかしくないから、そろそろ更年期かもね」という心づもりをしておくとよいでしょう。
具体的には、月経の不規則さを自覚し始めたら更年期の始まりかもしれません。「更年期の不調があるかも」と準備しておくだけで、心に余裕が生まれます。

③ 個人差が大きい更年期症状ほかの病気の可能性もあるので注意

更年期
更年期の症状は人それぞれ。肩こりや腰痛、ホットフラッシュなど体に表れる症状と、不眠、イライラ、うつなどメンタルに表れる症状があり、個人差が大きいのが特徴です。
ただしその症状が本当に更年期によるものなのか、ほかの病気によるものなのかはなかなか見分けがつきません。
特に甲状腺疾患による症状は更年期症状とよく似ています。重大な病気が隠れているかもしれないので、不調を感じたら婦人科へ相談を。

④ おかしいな?と思ったら直近3か月の月経の記録を持って婦人科へ

女性ホルモンの数値を測ることで、ある程度卵巣の状態を予測することは可能です。ですがホルモンの値は変動しやすく、検査日の値だけをみて更年期に入ったかどうかの正確な判断をするのは難しいものです。
更年期に入っているかを示す最もわかりやすいサインは、月経周期の変化です。直近3か月程度の月経周期に変動がみられるかどうかが判断材料になるので、月経開始日、終了日、経血量の変化などを記録しておくことが重要です。

こちらもチェック!

illustration:Kayo Yamaguchi text:Nahoko Morimoto

リンネル2024年12月号より
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

編集者・ライター

  • Instagram
  • X
  • Facebook
  • YouTube
  • Website

リンネル編集部

Related Article
おすすめ記事

リンネル最新号&付録

  • リンネル 最新号
  • リンネル 最新号
  • リンネル 最新号
  • リンネル 最新号
  • リンネル 最新号
  • リンネル 最新号

2024年12月号

「北欧」は大切なサードプレイス

付録
MOOMIN[ムーミン]
マルチに使える
4種の柄が楽しめるポーチセット

特別価格:1,400円(税込) / 表紙:永野芽郁 /
2024年10月19日(土)発売 ※一部の地域では発売日が異なります

VIEW MORE