HEALTH
:6時間以上座っていたら大腸がんのリスク増⁉ 心がけたい、健やかな腸内環境を作る4つの習慣
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:胃腸を整えることで、免疫力や自律神経の調整、女性ホルモンのバランスにもよい循環が生まれます。食事や習慣、筋肉をきたえて、胃腸を元気に過ごしましょう。ここでは、胃腸ケアに詳しい医師・江田証先生に、胃腸を整えるために心がけたい日々の習慣を教えていただきました。
教えてくれたのは…
免疫力やストレス耐性を上げてくれる酪酸菌を含む食べ物を食べる
「発酵食品や食物繊維は腸にとって、大切。中でも注目は、腸内でセロトニンを生み出す酪酸菌を増やす食材です」。
酪酸菌を増やすのは、海藻やキノコ類、もち麦や、大根、ごぼう、にんじんなどの、身近な食材です。
腸活のためにモーニング&ナイトルーティンを作る
自律神経を整えるには、腸を動かす時間と休ませる時間のメリハリが大切。夕食は寝る4時間前に食べ終わると、空腹の時間に腸の掃除ができます。朝は朝食をとって、腸を動かすスイッチを。水を飲むと腸の粘液も増えて便が出やすくなります。夜はぬるめのお湯でリラックスし、寝つく前にはポジティブなことを考えるだけでも、セロトニンが増えます。
便秘を改善するために骨盤底筋を鍛えよう
加齢とともに、子宮や大腸をささえる骨盤底筋の筋力が低下。骨盤底筋は尿を我慢するとともに便を押し出すときにも使われるので、衰えると便秘の原因になります。お尻のうしろの尾骨から恥骨の間にある筋肉をイメージしつつ、肛門まわりの筋肉を動かします。
6時間以上は注意! 同じ姿勢で居続けない
6時間以上座ったままでいると、大腸がんのリスクが増えるという驚きのデータが。
「座っている時間が長いと、腸内で増えすぎた細菌を殺す胆汁の流れが悪くなるのが原因です」。
対策は、1時間に1回は立ち上がること。運動不足は、腸の動きも悪くなるので注意。
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text : Ema Tanaka illustration : Kaho Yamaguchi
リンネル2024年10月号より
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