HEALTH
:【腸活と心身の関係】その自律神経の不調=「不腸」かも? 脳と腸内環境の乱れが引き起こす、さまざまな心身不調とは?
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夏バテの大きな原因となる、胃腸の不調。今年は、長引く暑さで、胃腸が弱っている人が増えています。それに伴って、自律神経が乱れている人も。実は、腸内環境と自律神経は密接に連動しているのです。胃腸の乱れによって引き起こされる様々な不調について、胃腸に詳しい医師・江田証先生に話を伺いました。
胃腸と自律神経の乱れについて教えてくれたのは…

自律神経を整えて、腸の働きを改善する

室内外の温度差や熱帯夜の寝苦しさなど、自律神経の不調が起こりやすい夏。食欲不振のほか、ストレスなどでおなかが痛くなったり下痢をする、過敏性腸症候群も、夏に悪化することが多いというデータがあるそう。
「ストレスでおなかが痛くなるのは、決して気のせいではありません。ストレスを感じると、脳の視床下部から腸へストレスホルモンが分泌されます。そのストレスホルモンが腸のなかで炎症を引き起こし、それが痛みになるのです。こうした脳と腸の関係を、脳腸相関といいます」
さらに、自律神経の働きを整え、気分を前向きにしてくれるセロトニンは、実は9割が腸管でつくられています。幸せを感じてセロトニンが作られると、腸のぜん動運動が活発になり、おなかの調子もよくなります。逆に、腸内環境が悪化してセロトニンが作られなくなると、腸のぜん動運動も鈍るうえに自律神経も乱れ、イライラするなど、悪循環に。肩こり、頭痛なども起こります。
「脳と腸の関係は、一方通行ではなく、双方向のネットワーク。心と体の健康を保つために、胃腸を整えることが大切になります
自律神経からくる「不腸」で起こる、体の変化とは?




が悪くなります。
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text : Ema Tanaka illustration : Kaho Yamaguchi
リンネル2024年10月号より
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