HEALTH
:女性の老化や婦人科系疾患と腸内環境の関係。実は密接に関わっていた! 30代後半から見直したい腸活のすすめ
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夏バテの大きな原因となる、胃腸の不調。腸の乱れは、自律神経や老化、婦人科系疾患にも影響しているって知っていましたか? 胃腸に詳しい医師・ 江田証先生に腸内環境と女性ホルモンや老化の関係について伺いました。
教えてくれたのは…

女性ホルモンのバランスや老化も左右する腸内環境
腸内細菌には、女性ホルモンのエストロゲンに似た作用をするエクオールを作り出す働きがあります。腸内環境が悪化するとエクオールが作られなくなり、ホルモンバランスが乱れて、生理痛が悪化する原因に。
また、腸内には過剰になったエストロゲンを代謝・分解する細菌もいますが、その数が減少すると今度はエストロゲンが過剰になって、乳がんや子宮頸がんのリスクが上がるのです。特に、ホルモンバランスが乱れやすい30代後半からは、腸内環境が女性の健康に直結します。
生理前後の不調と腸の関係
生理前には子宮を収縮させるホルモンが出ますが、それが腸に影響すると、動きが鈍くなり便秘気味に。生理中は、子宮内膜をはがすホルモンが腸に働き、反対に下痢しやすくなります。
腸内細菌と婦人科系疾患の関係
がん、 子宮頸がんが増殖するスイッチとなるのが、エストロゲンの過剰。腸内細菌が偏ると、エストロゲンを分解する細菌が減って、がんのリスクが増大します。
腸内で作られるセロトニンが不足すると
見た目も変わります!

腸内で作られるセロトニンは、実は、重力に逆らって姿勢をたもつ筋肉の働きを助けています。セロトニンが不足すると、頰やまぶたが垂れて陰鬱な表情になったり、腰や背中の筋肉が衰えて猫背になったりと、見た目にも老けた印象になるのです。
腸内環境の悪化によって引き起こされる肌や体の変化
肌荒れ
腸内で悪玉菌が増えると、有害物質が腸内で増えていき、それが血流にのって肌に蓄積。皮膚のくすみや乾燥、肌荒れを起こします。
むくみ
腸内環境が悪化すると、体に吸収する水分のバランスが崩れ、血液やリンパの流れにも悪影響が出ます。手足や顔のむくみ、冷えなどにつながります。
たるみなどの老化
頰やまぶた、あるいは口元など表情を明るく、若々しく見せる表情筋。セロトニンが不足すると表情筋に力がなくなり、たるみ顔に。
猫背
背筋を伸ばすのにもセロトニンの働きが大切。腸内環 境の悪 化でおなかが張ると、かばうために猫背になります。
おなかの張り
悪玉菌が増殖すると、メタンなどのガスが増加。 便 秘もあいまっておなかがポッコリふくれて苦しく、姿勢も悪くなります。
【こまったときの胃腸のお守り2選】
リンネル編集部リコメンド!
1.食物繊維不足を補う自然派サプリメント「あおつぶ」

2.ストレスから来る胃の不調におすすめの漢方薬
「太田漢方胃腸薬Ⅱ〈錠剤〉」

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text : Ema Tanaka illustration : Kaho Yamaguchi
リンネル2024年10月号より
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